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セリーヌ(CELINE)

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セリーヌ(CELINE)について

1945年にセリーヌ・ヴィピアナが夫とともにフランスで創業したブランドが『セリーヌ(CELINE)』です。

もともとは皮革の子供靴専門店でしたが、革の品質のよさや技術力の高さが評価を受け、徐々にアイテム数を伸ばしていきました。

1959年には婦人靴を、1965年以降はスカーフ・香水・ハンドバッグなどの販売を開始。

1967年からはプレタポルテ(高級既製服)にも進出し、トータルファッションブランドへと成長を遂げました。

上流階級を中心に人気を博したセリーヌでしたが、時代の変化とセリーヌのイメージが少しずつ合わなくなり、低迷期を迎えます。

しかし、1987年にアンガッシュ社の傘下に入ると経営方針の刷新が行われ、ブランドとしての息を吹き返していきました。

さらに1996年にはアンガッシュ社からLVMHグループへと移り、新たにマイケル・コースがデザイナーとして就任。

ベーシックなデザインが主流だったセリーヌに、マイケル・コースはスポーティーなテイストを投入します。

マイケル・コースの代表作として知られるのが、2002年に発表された「ブギ―バッグ」。

コンパクトでありながら収納力に優れているうえ、さまざまなコーディネートに合わせやすいアイテムとして話題を呼びました。

現在では販売終了となっていますが、レトロな雰囲気のアイテムが好きな若い世代から再び人気を集めています。

そして2008年にはクロエの元デザイナーのフィービー・ファイロが就任し、ブランドの売り上げを大きく伸ばしました。

フィービー・ファイロがデザインしたアイテムで特に人気を博したのが、2011年に登場した「ラゲージ」。

逆台形のフォルムと両側に大きく広がったマチが目を惹く、ユニークなバッグです。

バッグの口が開きやすいため物が出し入れしやすく、機能性の高さからも評価されました。

「セリーヌのデザインは時代遅れ」といわれた時期を乗り越え、現在のセリーヌはトレンドを先取りするアイテムを次々と生み出しています。

実用性を重視して作られたアイテムが多く、日常生活にも溶け込みやすいのがセリーヌの魅力です。

ファッション性だけでなく機能性にも優れたアイテムを探している方は、セリーヌを手にとってみてはいかがでしょうか。