オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)について
オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)は、世界三大時計ブランドに数えられるブランドです。
その価格と希少性の高さから雲の上の存在、「雲上ブランド」と呼ばれることもあります。
オーデマ ピゲは1875年に、スイスのジュウ渓谷で設立されました。
多くの時計ブランドが他社に経営権が渡っているなか、オーデマ ピゲは創業から140年以上が経過した現在でも「家族経営」を貫く数少ないブランドです。
オーデマ ピゲの知名度を一躍高めたのが、1972年に誕生したロイヤルオーク。それまで高級腕時計というと、金やプラチナといった素材を使った小さく薄いケースに革ベルトの時計が一般的でした。
そんななかロイヤルオークは、ステンレススチール素材に八角形のベゼル、ケースとブレスレットが一体型となった斬新なデザインとして注目を集めました。
デザインを手掛けたのは、「時計界のピカソ」とも称される時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタ。現在では時計界の巨匠として知られていますが、ロイヤルオークは彼の名を知らしめるモデルとなりました。
その後は、ロイヤルオークをより力強いデザインへと進化させたロイヤルオークオフショアが誕生し、ロイヤルオークと並ぶ人気モデルとなっています。
他にもシンプルで洗練されたデザインのジュールオーデマや、オーバル型が特徴のミレネリーといったモデルが有名です。
オーデマ ピゲは、老舗ブランドとして伝統的な時計作りを重んじながらも、常に革新的な時計作りを行っていることでも知られています。
クロノグラフやミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーなど複雑機構で圧倒的な技術力を持ちながらも、ロイヤルオークのような当時として斬新なコンセプトの時計を生み出しています。
そんなオーデマ ピゲが2019年に発表した最新のモデルが、CODE11.59。
モデル名の11.59は日付が変わる直前を表しており、同じところにとどまらず新たに革新を遂げるブランドの姿勢を体現しています。
ロイヤルオークのときもそうでしたが、登場時は賛否両論が巻き起こりました。美しい造形に絶賛の声が上がる一方、反発の声が上がっているのも事実。
しかしロイヤルオークがそうであったように、多くの人からの賛否を巻き起こすのは、それまでなかった革新的な時計である証拠と言えるでしょう。
伝統と革新を兼ね備えた世界トップクラスの時計は、人生で一度は手にしたいところ。是非皆さんのお気に入りの時計を探してみてください。