バレンシアガ(BALENCIAGA)
バレンシアガ(BALENCIAGA)について
近年、ラグジュアリーストリートブランドとして若い世代から人気を博しているバレンシアガ。
バレンシアガの歴史は今から100年以上も前の1900年代初頭に、クリストバル・バレンシアガがスペインのバスク州サン・セバスティアンにオートクチュール専門店を開いたことから始まります。
そのデザインと品質はスペイン王家の御用達となるほど。バレンシアガの名声はどんどん高まっていき、当時のセレブたちの間で人気ブランドとなりました。
しかし、1972年クリストバル・バレンシアガがその生涯を閉じるとブランドの人気も下火に…。
そんなバレンシアガに転機が訪れたのは1997年。ニコラ・ジェスキエールがクリエイティブディレクターに就任し、新たなスタイルを吹き込まれたバレンシアガは高い評価を得ることに成功したのです。
2000年代に入り、バレンシアガはグッチグループ(現ケリング)に加入。ムニ・ヴェザリアがデザイナーに就任したことでさらにブランドは成長していきます。
デムニ・ヴェザリアは、これまでラグジュアリー路線だったバレンシアガのコレクションにストリート要素を取り入れ、ターゲット層を若い世代にまで広げることに成功。その功績は、彼の起用がなければ、バレンシアガは今ほど人気ブランドにはなっていなかったと言われるほどです。
そんな彼が手掛けたトリプルSは、ランニングシューズ、バスケットボールシューズ、トラックシューズの3つのソールを合わせたスニーカーで、バレンシアガの人気アイテムであると同時に、ダッドスニーカー(靴底にボリューム感を持たせたスニーカー)ブームの火付け役として知られています。
その他にも、シッパーとタッセルが特徴的なクラシックシリーズのシティや、ミニ財布の先駆けともなったペーパーミニウォレットなど、バレンシアガはその長い歴史の中でさまざまなアイコンアイテムを生み出してきました。
ここ数年、Y2Kファッションが注目を集めていることもあり、クラシックシリーズの人気が再燃。2020年にはクラシックシリーズの20周年を記念し、現代風にアレンジされたネオ・クラシックというラインが誕生しました。
名実ともに世界有数のファッションブランドに返り咲いたバレンシアガ。
ラグジュアリーなデザインが好きな方も、ストリート系のデザインが好きな方もきっと満足できるアイテムを見つけられるブランドです。