チューダーのロイヤルをお得に購入したいけれど、資産価値はどれくらいあるのか気になりますよね。ロイヤルは2020年にデビューした比較的新しいコレクションですが、チューダーらしい堅実な作りと洗練されたデザインで注目を集めています。
この記事では、チューダー ロイヤルの資産価値の実態と、価値を落とさないポイント、おすすめの人気モデルをご紹介します。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
チューダーのロイヤルはスポーティかつエレガントなコレクション

チューダーのロイヤルは、2020年に発表された「スポーツシック」を体現するコレクションです。特徴的なノッチド(刻み)ベゼルと一体型5連ブレスレットの組み合わせが、1970年代のテイストを現代的に昇華させています。100m防水性能とサファイアクリスタル風防を備え、日常使いからビジネスシーンまで幅広く対応できる実用性の高さも魅力です。
サイズ展開は28mm、34mm、38mm、41mmの4種類と豊富で、41mmモデルにはデイデイト機能(Cal.T603/PR約38時間 ※公式仕様)、38mm・34mmにはデイト機能(Cal.T601)、28mmにはデイト機能(Cal.T201)が搭載されています。文字盤カラーもブルー、ブラック、シルバー、サーモンピンクなど多彩なバリエーションを展開。特に近年トレンドのサーモンピンク文字盤は、上品な暖色でヴィンテージ感と今っぽさを両立させた人気色となっています。
チューダーは2020年以降は5年の国際保証(登録や定期点検は不要)を提供しており、所有リスクが低いのも大きなメリットです。ロレックスの姉妹ブランドとして培った堅牢な外装仕上げと信頼性の高いムーブメントは、長期使用を前提とした時計選びにおいて安心感を与えてくれます。スーツスタイルからビジネスカジュアルまで、幅広いシーンで活躍する「スポーツシック」な一本として、ロイヤルは確かな存在感を放っています。
チューダーのロイヤルの資産価値は高いのか?実際どう?

チューダーのロイヤルの資産価値について、実際のところをお伝えすると、プレミアム化するような過熱型の値動きではありませんが、堅実なリセールバリューを保っています。中古市場での実勢価格を見ると、定価比マイナス30〜40%程度で推移しており、チューダーブランド全体の平均的な値残り率と近い水準です。例えば、41mmデイデイトの28600系は定価比おおむねマイナス34%前後、38mmデイトの28500系はマイナス35%前後という目安で流通しています。
これは決して悪い数字ではありません。高級時計の中古相場は一般的に定価の50〜60%程度まで下がることも珍しくない中、ロイヤルは比較的価値を保ちやすいモデルといえるでしょう。特に人気のブルー文字盤やサーモンピンク文字盤、良好なコンディションの個体、付属品が完備されている個体は、売却時により有利な評価を受ける傾向にあります。
2023年から2025年にかけてのカラーダイヤル人気の高まりも、ロイヤルの資産価値にとって追い風となっています。41mmのデイデイトモデルは「顔の強さ」で指名買いがつきやすく、38mmモデルはサイズの汎用性から購入層が広いため流動性が高いという特徴があります。資産価値を重視する場合は、こうした人気の高い仕様を選ぶことが重要です。
チューダーのロイヤルのおすすめ人気モデルを厳選して3つ紹介
チューダーのロイヤルには多彩なバリエーションがありますが、その中でも特に人気が高く、資産価値の観点からもおすすめできるモデルを3つ厳選しました。サイズ、カラー、機能性のバランスを考慮し、長く愛用できて売却時も評価されやすいモデルをピックアップしています。それぞれの特徴と中古相場の目安もご紹介しますので、購入の参考にしてください。
1.チューダー ロイヤル M28600-0009

参考定価:397,100円(税込)
M28600-0009は、トレンドカラーのサーモンピンク文字盤が映える41mmデイデイトモデルです。ノッチドベゼルとローマンインデックスの組み合わせがクラシックな雰囲気を演出し、5連ブレスレットのきらめきが手元で存在感を発揮します。搭載されるCal.T603自動巻ムーブメントは約38時間のパワーリザーブを持ち、100m防水で日常使いも安心です。
中古市場での参考価格は28万円台前後(出品状況により変動)で、定価と比較してお得に購入できるチャンスがあります。「王道のデイデイト顔」でありながら、ロレックスとは異なるチューダーらしい価格感と独自の仕上げが魅力となっています。サーモンピンクは近年のトレンドカラーとして注目度が高く、オン・オフ兼用で華やぎが欲しい方に最適です。付属品が完備され、傷の少ない良好な個体を選べば、将来的な売却時も安定した評価を受けやすいモデルといえるでしょう。
2.チューダー ロイヤル M28500-0005

参考定価:381,700円(税込)
M28500-0005は、38mmケースにブルー文字盤を組み合わせた「万能サイズ」のモデルです。薄めのケース厚と一体型ブレスレットにより袖通りが軽やかで、長時間着用しても疲れにくい実用性の高さが特徴です。王道のサンレイ仕上げブルー文字盤は視認性と華やぎのバランスが絶妙で、ビジネスからスマートカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。
中古相場の中心は24万〜26万円台(状態・付属品により変動)となっており、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。Cal.T601搭載でデイト表示のみのシンプルな機能は、使い勝手の良さを重視する方にぴったり。41mmの貫禄よりも日常の取り回しやすさを優先したい層に支持されており、流通量も比較的多いため、状態・価格・付属品の三拍子が揃った個体を吟味しやすいのもメリットです。初めてのロイヤル購入や、パートナーとのシェアを考えている方にもおすすめできる一本です。
3.チューダー ロイヤル M28600-0001

参考定価:397,100円(税込)
M28600-0001は、シルバー文字盤を採用した41mmデイデイトモデルの「鉄板」といえる存在です。ローマンインデックスとサンレイ仕上げの落ち着いた組み合わせは、スーツスタイルに自然に馴染み、装飾過多にならない上質感を演出します。41mmのケースサイズは存在感がありながらもケース厚は控えめで、100m防水とねじ込みリューズの安心感も日常使いにおいて心強いポイントです。
中古市場では20万円台後半から30万円前後で取引されることが多く(時期により変動)、定価と比較して魅力的な価格帯となっています。ブレスレットは5連の交互仕上げで光の表情が豊かに変化し、高級感を演出します。「飽きのこない一本」を長く使いたい方に適しており、保証カード・余りコマ・箱などの付属品が揃う個体は将来的なリセールでも評価されやすいという点も押さえておきたいポイントです。
チューダーのロイヤルの資産価値を落とさないようにするポイント

チューダーのロイヤルを購入した後、その資産価値をできるだけ維持するためには、いくつかの重要なポイントがあります。購入時の選び方から日々のメンテナンスまで、資産価値を意識した所有方法を実践することで、将来的な売却時にも有利な評価を受けることができます。ここでは特に重要な3つのポイントをご紹介します。
正規店や信頼できる販売店で購入する
資産価値を重視するなら、購入先の選択は極めて重要です。正規店で購入すれば5年国際保証が適用され、真贋の心配も一切ありません。中古品を選ぶ場合は、真贋鑑定体制が明確で、整備体制が整っている信頼できる販売店を選びましょう。販売証明書や保証カードは必ず保管し、将来的な売却時に提示できるようにしておくことが大切です。
特に近年は精巧な偽物も流通しているため、個人間取引やフリマアプリでの購入は避けるのが賢明です。信頼できる販売店であれば、購入後のアフターサービスも充実しており、メンテナンスの相談もしやすいというメリットがあります。また、販売店独自の保証制度を設けている場合もあり、購入後の安心感が違います。
価格だけで判断せず、販売店の実績や評判をしっかりと確認することが重要です。老舗のブランド専門店や、日本流通自主管理協会(AACD)に加盟している店舗なら、偽物を掴まされるリスクを大幅に減らせます。購入時の書類や付属品は全て大切に保管し、オリジナルの状態を維持することで、資産価値の維持につながります。
人気モデルや定番カラーを選ぶ
チューダーのロイヤルで資産価値を重視するなら、人気の高いモデルと定番カラーを選ぶことが基本です。具体的には、41mmデイデイトの28600系、38mmデイトの28500系が流通も厚く、需要が安定しています。カラーはブルー、シルバー、サーモンピンクなどの定番色が狙い目で、これらは売却時も評価されやすい傾向にあります。
特殊な限定モデルや個性的なカラーは、購入時は魅力的に見えても、売却時には買い手が限られる可能性があります。一方、定番モデルは常に一定の需要があり、中古市場でも流動性が高いため、売却時の価格も安定しやすいのです。41mmのデイデイトは「顔の強さ」で選ぶ方が多く、38mmは汎用性の高さから幅広い層に支持されています。
トレンドも意識しつつ、長期的な視点で選ぶことが大切です。例えば、サーモンピンク文字盤は2023年以降のカラーダイヤル人気で注目度が上昇しており、今後も需要が期待できます。また、ダイヤモンドインデックスなどの装飾が施されたモデルよりも、シンプルなデザインの方が飽きがこず、幅広い層に受け入れられやすいという点も考慮しましょう。
定期的にメンテナンスをしておく
チューダーのロイヤルの資産価値を維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。数年おきの防水点検と、必要に応じたオーバーホールを実施することで、時計の状態を良好に保つことができます。外装も丁寧に扱い、無闇な研磨は避けることが重要です。研磨を繰り返すとケースのエッジが甘くなり、オリジナルの美しさが損なわれてしまいます。
日常的なケアとしては、使用後は柔らかい布で汗や汚れを拭き取り、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。リューズは常にしっかりと締めておき、防水性能を維持することも大切です。チューダーは5年国際保証を提供していますが、これは定期点検の義務がないため、オーナー自身の意識的なメンテナンスが資産価値維持の鍵となります。
オーバーホールの目安は3〜5年ごとですが、使用頻度や環境により異なります。精度に狂いが生じたり、リューズの巻き心地に違和感を覚えたら、早めに点検を受けることをおすすめします。正規サービスセンターでのメンテナンスは費用が高めですが、純正部品を使用し、適切な整備を受けられるため、資産価値の観点からは推奨されます。メンテナンス記録も保管しておくと、売却時のアピールポイントになります。
資産価値の高いチューダーのロイヤルを買うのにおすすめの方法は?

資産価値を重視してチューダーのロイヤルを購入するなら、ギャラリーレアがおすすめです。ギャラリーレアは独自の真贋・検品フローを確立しており、商品のランク付けには三重チェック体制を導入しています。中古品には「安心保証」という条件付き返品制度もあり、オンライン購入でも安心して検討できる環境が整っています。
実店舗は銀座、心斎橋などの主要都市に展開しており、実際に商品を手に取って確認することも可能です。在庫は横断的に検索でき、サイズ、カラー、状態、付属品の条件から比較検討しやすいストア設計となっています。特に初めて高級時計を購入される方でも、専門スタッフのアドバイスを受けながら選べるため、失敗のリスクを最小限に抑えられます。
ギャラリーレアの強みは、豊富な在庫量と適正な価格設定にあります。時計専門スタッフが相場観に基づいて仕入れを行い、状態ランクも明確に表示されているため、予算と希望に合った個体を見つけやすいのです。付属品の有無も詳細に記載され、複数の画像で商品の状態を確認できます。気になる個体があれば、詳細画像の追加依頼も可能で、納得いくまで検討できる体制が整っています。
チューダーのロイヤルの資産価値についてまとめ
まとめ
- チューダーのロイヤルは2020年に誕生したスポーティかつエレガントなコレクションで堅牢な作りと洗練されたデザインが魅力
- 中古相場は定価比マイナス30〜40%前後と安定しており資産価値は比較的保ちやすい水準
- 人気のブルーやサーモンピンク文字盤は需要が高く売却時にも有利に働きやすい
チューダーのロイヤルは、プレミアム化するような投機的な価値上昇は期待できませんが、堅実に値持ちする「日常高級機」として評価できるコレクションです。定価比マイナス30〜40%程度で安定推移する中古相場は、チューダーブランド全体の平均的な値残り率と同水準で、決して悪い数字ではありません。
資産価値を意識するなら、人気の高い41mmデイデイトや38mmデイト、定番のブルーやサーモンピンクなどのカラーを選び、付属品完備の良好な個体を購入することが重要です。
購入後は書類の管理と定期的な点検を心がけ、オリジナルの状態を維持することで価値をキープできます。2020年以降の5年国際保証(登録不要・定期点検義務なし)は所有リスクを低減し、長期保有にも適しています。信頼できる販売店で在庫を比較検討し、気になる個体は実機確認または詳細画像で状態を確認した上で、条件が揃ったら早めに決断するのが成功パターンといえるでしょう。
チューダーのロイヤルは、ロレックスの姉妹ブランドとしての信頼性と、独自のデザイン性を兼ね備えた魅力的なコレクションです。スポーツシックな佇まいと実用性の高さは、日常使いから特別な場面まで幅広く活躍します。資産価値を意識した賢い選び方と適切なメンテナンスで、長く愛用できる一本となるはずです。
■関連商品はこちら
チューダー ロイヤル商品一覧
タイムゾーン店舗&オンラインストアご案内
![]() |
![]() |







