2024年9月2日、セイコーはアストロンをはじめとする主要ブランドの価格改定を実施しました。値上げ幅は数万円程度で、GPSソーラー搭載の人気モデルも含まれています。
この記事ではセイコーアストロンの値上げに関する情報を詳しくお伝えします。価格改定の背景や賢い買い方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
セイコーのアストロンが値上げされたのはいつ頃?

セイコー アストロン Nexter Starry Sky 2024 限定モデル 世界限定1500本 SBXC157 SEIKO 腕時計
2024年9月にセイコーはアストロンのほか、プロスペックスやプレザージュ、セイコー5、ルキア、ドルチェ&エクセリーヌなども同様に価格改定を行いました。
セイコーのアストロンは、1969年に世界初のクオーツウォッチとして登場した「クオーツ アストロン」の名を受け継ぐ、先進機能と洗練されたデザインを融合したモデルです。今回も複数の人気モデルが価格改定の対象となりました。
この値上げは同年2月5日に続くもので、セイコーとしては異例の早さです。これまでは比較的値上げ頻度が低かった同社ですが、原材料費や物流コストの上昇、さらに為替の影響などが今回の価格改定に反映されたと考えられます。
セイコーのアストロンの値上げ情報をモデル別に解説!
| 商品名 | 改定前 | 改定後 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|
| SBXC151 | 286,000円 | 308,000円 | +7.69% |
| SBXC109 | 308,000円 | 330,000円 | +7.14% |
| SBXC111 | 308,000円 | 330,000円 | +7.14% |
| SBXD013 | 253,000円 | 275,000円 | +8.69% |
| SBXY029 | 121,000円 | 137,500円 | +13.6% |
2024年9月2日に行われたセイコー アストロンの価格改定では、主要モデルを中心に比較的大幅な値上げが実施されました。
注目はネクスターシリーズのSBXC151で、286,000円から308,000円へ約7.7%上昇。次世代のリーダーに向けて開発されたこのモデルは、洗練されたデザインと新キャリバー5X83の搭載により、高精度GPSソーラー機能や多彩な利便性を備えています。
SBXC109・SBXC111はともに約7.1%、SBXD013は約8.7%、エントリーモデルのSBXY029は約13.6%と最大の値上げ幅となりました。
今回の改定は製造コスト上昇や先進技術導入を背景に、品質と市場での位置付けを強化する狙いがあるとみられます。セイコーはブランド価値向上を掲げ、新モデルや限定モデルにも同様の傾向が及ぶ可能性があります。機械式とは異なる先進性を持つアストロンは進化のスピードが速く、今後の新作や技術アップデートは見逃せません。
セイコーのアストロンが値上げされるのはなぜ?理由は?
アストロンの価格が値上げされるのには、いくつかの理由が存在します。ここでは、技術革新やコストの側面から3つのポイントに分けて解説します。
理由1:ブランド価値のさらなる向上

セイコー アストロン 大谷翔平 2024限定モデル 国内限定1700本限定 SBXC165 SEIKO
アストロンは、セイコーの中でも最上位に位置づけられるグローバル戦略モデルです。高い機能性に加え、「大谷翔平モデル」や数量限定の特別仕様といったプレミアムラインを展開し、ブランドの特別感や希少性を印象づけています。
これらのモデルは素材や仕上げにもこだわりが詰まっており、所有する満足感や贈り物としての魅力にも応える存在です。
従来のファンだけでなく、富裕層や新しい顧客層にもアプローチするため、セイコーはアストロンを「持つ意味のある時計」として再定義しました。その流れの中で、価格帯の見直しは自然な判断だったと考えられます。
理由2:開発コストと高品質素材の採用

アストロンの核となるGPSソーラー技術は、単に電波を受信するだけでなく、世界中どこでも正確な時刻を表示するという高度な機能を備えています。これを時計サイズにまで小型化するためには、長期間にわたる研究開発と莫大なコストが必要です。
さらに、アストロンでは軽量で耐久性の高い「チタン」、傷に強い「サファイアガラス」、高級感ある「セラミックベゼル」など、質の高い素材を積極的に採用しています。これらの素材自体の価格も年々上昇しており、製造工程も複雑になるため、加工費用も大きくなります。
高機能で高品質な腕時計を提供し続けるには、どうしてもコストの上昇が避けられません。その結果として価格改定、つまり値上げが必要となっているのです。
理由3:物価・人件費の高騰がもたらすコスト増

近年、世界的な物価上昇や原材料費の高騰が多くの製品に影響を与えています。時計業界においても例外ではなく、アストロンに使われるチタンやセラミック、ガラス素材、さらには電子部品やパッケージ素材に至るまで、ほぼすべての原価が上がっています。
加えて、日本国内における少子高齢化の影響で製造現場の人手不足が深刻化しており、それに伴う人件費の上昇も無視できない要因です。さらに、円安の進行により、海外からの部品調達コストや輸送コストも大きく増加しています。
こうした複数のコスト上昇要因が積み重なった結果、セイコーは価格改定を余儀なくされました。アストロンのように高品質かつ高機能な製品ほど、その影響を強く受けやすいのが現実です。
セイコーのアストロンの中古相場はどれくらい?

セイコーのアストロンは、先進機能を搭載しながらも中古市場での流通が安定しており、比較的リーズナブルな価格帯で購入できるモデルも多く存在します。
例えば、定価30万円前後の「SBXC151」は中古で20万円前後、より手頃な「SBXY029」や「SBXY061」などは5〜7万円程度で販売されていることが多く、モデルによっては新品の約半額で購入できるケースもあります。
特に人気のNEXTERシリーズや限定モデルはやや高値で取引されますが、それでも新品よりは大幅にお得です。
時計専門店やECサイトで相場はやや異なるため、状態や付属品の有無をよく確認することが大切です。信頼できる販売店を選ぶことが、後悔しない購入につながります。
値上げが行われたセイコーのアストロンを安く購入するなら中古もおすすめ!

2024年9月の価格改定により、アストロンを含むセイコーの人気シリーズが1~2万円ほど値上げされました。これにより新品の購入が難しくなり、状態の良い中古モデルへの関心が高まっています。
特に「SBXC111」や「SBXC109」などは、中古市場で15万~20万円前後と手頃な価格で手に入り、コストパフォーマンスに優れています。中古でもGPSソーラー搭載の高機能や洗練されたデザインを楽しめるため、賢い選択肢としておすすめです。
安心して購入するならブランドリユース店の利用がおすすめです。特にギャラリーレアは海外にも販路を持ち、独自の販売ルートによってセイコー時計を高価で販売する体制を確立しています。
この強みが価格にも反映され、良質な中古アストロンを適正価格で購入できるのが魅力。加えて、保証やアフターサポートも充実しており、はじめて中古時計を購入する方にも安心の選択肢です。
正規店での購入が難しい場合、より豊富な在庫から最適なアイテムを手に入れたい場合は、ぜひギャラリーレアの利用をご検討ください。
セイコーのアストロンの値上げ情報についてまとめ
まとめ
- 2024年9月2日にアストロン含む主要モデルが数万円値上げ
- 値上げは原材料費・人件費の高騰や円安が背景
- アストロンはGPSソーラーなど最先端技術搭載で開発コストが高い
- 中古市場では新品より安く、コスパ良く購入可能
- 安心して中古購入するなら保証充実のギャラリーレアがおすすめ
2024年9月の値上げにより、セイコー アストロンは高機能・高品質ゆえに価格が上昇しました。しかし中古市場では、新品よりお得に手に入るモデルも多数あります。特に人気モデルはコストパフォーマンスに優れています。
初めての購入でも安心な保証やサポートが充実したギャラリーレアでの購入がおすすめです。価格変動を見据え、賢く選んで納得の一本を手に入れましょう。
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