セイコーのアストロンは世界初のGPSソーラーウォッチとして、実用性と先進技術を兼ね備えた高級時計です。特に大谷翔平選手とのコラボモデルや限定モデルは、定価での購入が困難なほどの人気を誇り、中古市場でも高い需要があります。
この記事では、アストロンが選ばれる理由と資産価値、そして注目の限定モデルについて詳しく解説します。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
セイコーのアストロンが愛用されているのはなぜ?理由は?

セイコーのアストロンが多くの時計愛好家から選ばれる最大の理由は、世界初のGPSソーラーウォッチという唯一無二の技術力にあります。光で充電し、GPS衛星からの電波で自動的に時刻を修正する機能により、電池交換の必要がなく、世界中どこにいても正確な時刻を表示します。
海外出張や旅行が多いビジネスパーソンにとって、ボタン一つで現地時刻に切り替わる利便性は他の追随を許しません。
素材面でも優れた特徴を持っています。チタン素材にダイヤシールド加工を施すことで、ステンレススチールよりも約40%軽量でありながら、傷がつきにくい耐久性を実現しています。長時間の装着でも疲れにくく、美しい外観を長く保てるため、日常使いからビジネスシーンまで幅広く活躍します。
さらに、限定モデルやコラボレーションモデルの展開も人気の要因です。2024年に発売された大谷翔平選手コラボモデルSBXC165は国内1,700本限定で、発売後すぐに完売しました。Starry Sky限定モデルSBXC157も世界1,500本(国内500本)という希少性から、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。
これらの限定モデルは、実用性だけでなく所有する喜びや話題性も提供しており、アストロンブランドの魅力を一層高めています。
セイコーのアストロンの資産価値は?値崩れしにくいのは本当?

セイコーのアストロンの資産価値については、特に限定モデルやコラボレーションモデルにおいて、値崩れしにくい傾向が見られます。
例えば、大谷翔平選手とのコラボモデルSBXC165は定価440,000円で発売されましたが、公式完売後も中古市場では40万〜44万円台で取引されており、定価に近い価格を維持しています。同様に、Starry Sky限定モデルSBXC157も定価286,000円に対して、中古市場では21万〜26万円台の価格帯で流通しています。
値崩れしにくい理由として、限定本数による希少性が挙げられます。国内限定や世界限定といった本数制限により需給がタイトになり、中古市場でも一定の需要が継続することで、価格の下支えとなっています。楽天市場やメルカリ、Chrono24などの中古販売プラットフォームでも出品が多く見られ、換金性の高さも資産価値を支える要因となっています。
ただし、資産価値は状態や付属品の有無、市場の需要変動によって変わることに注意が必要です。外箱、保証書、余りコマ、限定証明書などの付属品が揃っている個体は、そうでないものと比べて高い評価を受ける傾向があります。また、通常モデルよりも限定モデル、古い世代(8X系)よりも最新世代(5X系)のムーブメントを搭載したモデルの方が、より高い資産価値を持つと言われています。中古相場は常に変動するため、購入や売却を検討する際は最新の市場動向を確認することが大切です。
セイコーのアストロンの資産価値が高い注目モデルを解説!
セイコーのアストロンには数多くのモデルが存在しますが、その中でも特に資産価値が高いと評価される注目モデルがあります。限定本数の少なさ、コラボレーションの話題性、デザインの独自性など、それぞれに特別な価値を持つ3つのモデルを詳しくご紹介します。
1.セイコー アストロン 大谷翔平 2024限定モデル 国内限定1700本限定 SBXC165

大谷翔平選手とのコラボレーションモデルSBXC165は、2024年9月7日に発売された最新の限定モデルです。ドジャースのチームカラーを反映したデザインと、国内わずか1,700本という希少性から、発売直後に完売となりました。Nexterシリーズをベースに、チタン×セラミックの軽量かつ高級感のある外装に、5X系ムーブメントを搭載。GPSソーラー機能とクロノグラフを備えた実用性の高さも魅力です。
現在は中古市場での流通が中心となっており、40万〜44万円台での取引が確認されています。大谷選手の世界的な活躍と連動して今後も需要が期待できるモデルであり、付属品が完備された個体は特に高い評価を受けています。
2.セイコー アストロン Nexter Starry Sky 2024 限定モデル 世界限定1500本 SBXC157

参考価格:286,000円(税込)
Starry Sky限定モデルSBXC157は、2024年7月6日に発売された「星空」をテーマにした特別モデルです。透明感のあるライトブルーの文字盤に星屑を模した型打ちパターンが施され、世界1,500本(国内500本)という限定数で展開されました。最新の5X83ムーブメントを搭載し、デュアルタイム機能や1/20秒クロノグラフなど、実用性も申し分ありません。
チタン外装にダイヤシールド加工を施すことで、傷がつきにくく美しい状態を長く保てます。定価286,000円で完売後、中古市場では21万〜26万円台で取引されており、デザイン性と希少性から安定した需要が続いています。
3.セイコー アストロン エグゼクティブライン 8Xシリーズ デュアルタイム チタン GPSソーラー SBXB125

参考価格:275,000円(税込)
エグゼクティブラインのSBXB125は、8X53ムーブメントを搭載したデュアルタイム仕様のモデルです。46.1mmの大型ケースにチタン×セラミックを使用し、存在感と軽量性を両立させています。パーペチュアルカレンダーやワールドタイム機能など、ビジネスパーソンに必要な機能を網羅した実用性の高さが特徴です。
2017年6月発売の定番モデルで、現在は中古市場が中心。状態や付属品によって8万〜20万円前後の価格帯で取引されており、初めてアストロンを購入する方や、実用性と価格のバランスを重視する方に適したモデルと言えます。
セイコーのアストロンの資産価値を高めるポイントを3つ紹介

セイコーのアストロンの資産価値を維持・向上させるためには、日頃からの適切な管理が重要です。購入時の付属品の保管、日常的なメンテナンス、定期的なオーバーホールという3つのポイントを実践することで、将来的な売却時にも高い評価を受けることができます。
購入時の付属品を保管しておく
セイコーのアストロンを購入した際の付属品は、資産価値を大きく左右する重要な要素です。外箱、保証書、余りコマ、取扱説明書、そして限定モデルの場合は限定証明書など、すべての付属品を大切に保管しておくことが必要です。特に保証書は、正規品であることを証明する重要な書類であり、これがあるかないかで買取価格に数万円の差が生じることもあります。
ギャラリーレアなどの買取専門店では、付属品の有無によって査定ランクが変わります。完品(すべての付属品が揃っている状態)と付属品欠品では、買取価格に10〜20%程度の差が出ることも珍しくありません。外箱は湿気を避けて保管し、保証書は日光が当たらない場所で保存するなど、劣化を防ぐ工夫も大切です。
余りコマについても注意が必要です。ブレスレットを調整した際に外したコマは、次のオーナーが使用する際に必要になる可能性があるため、必ず保管しておきましょう。限定モデルの場合は、限定証明書やスペシャルボックスなども資産価値を高める重要な要素となります。これらの付属品を整理して一箇所にまとめて保管し、いつでも取り出せるようにしておくことをおすすめします。
使用後は軽く拭いて保管しておく
日常的なメンテナンスは、アストロンの美しい外観を保ち、資産価値を維持するために欠かせません。使用後は必ずマイクロファイバークロスなどの柔らかい布で、ケースやブレスレットについた皮脂や汗を優しく拭き取ることが大切です。特に夏場は汗が多く付着しやすいため、こまめなお手入れが必要です。
アストロンに採用されているチタン素材は、ダイヤシールド加工により傷がつきにくい特性がありますが、完全に傷を防げるわけではありません。硬い物にぶつけたり、砂やホコリが付着した状態で強く擦ったりすると、表面に細かな傷がつく可能性があります。時計を外す際は、柔らかい布の上に置くなど、取り扱いにも注意を払いましょう。
保管方法も重要です。直射日光や高温多湿を避け、専用の時計ケースやボックスに入れて保管することをおすすめします。磁気を発する電子機器の近くは避け、定期的にリューズを操作して可動部分の固着を防ぐことも大切です。GPSソーラー機能を維持するため、月に1〜2回は光に当てて充電することも忘れずに行いましょう。これらの日常的なケアを継続することで、長期間美しい状態を保つことができます。
定期的にオーバーホールを行う
GPSソーラーウォッチであるアストロンも、機械式時計と同様に定期的なオーバーホールが必要です。電池交換は不要ですが、内部の潤滑油の劣化やパッキンの経年劣化は避けられません。セイコーでは3〜4年に一度のオーバーホールを推奨しており、これにより時計の精度と防水性能を維持することができます。
オーバーホールの費用は、モデルや状態によって異なりますが、一般的に3万〜5万円程度が目安となります。正規サービスセンターや認定修理工房でのメンテナンスは、部品の純正性が保証され、資産価値の維持にもつながります。ギャラリーレアでは、購入後のメンテナンスサポートや提携修理工房の案内も行っており、安心して長く使い続けることができます。
オーバーホール時には、ケースやブレスレットの研磨仕上げも同時に行うことができます。細かな傷を除去して新品同様の輝きを取り戻すことで、見た目の美しさだけでなく資産価値の向上にも寄与します。ただし、過度な研磨は素材を削ることになるため、必要最小限に留めることが大切です。定期的なオーバーホールの記録を保管しておくことも、将来的な売却時のアピールポイントとなります。
セイコーのアストロンの資産価値が高いモデルを購入する方法はある?

セイコーのアストロンの限定モデルや人気モデルは、正規店では発売と同時に完売してしまうことが多く、定価での購入は非常に困難です。大谷翔平コラボモデルSBXC165やStarry Sky限定モデルSBXC157も、公式オンラインストアでは現在「完売」表示となっており、新品での入手はほぼ不可能な状況です。このような人気モデルを確実に入手したい場合は、信頼できる中古販売店での購入がおすすめです。
ギャラリーレアでは、厳格な9段階の状態ランクシステムと、専門スタッフによる真贋鑑定を実施しており、安心して高品質な商品を購入することができます。特に「安心保証」サービスでは、中古ランクの商品について受取から3日以内であれば理由を問わず返品が可能(対象条件あり)となっており、オンライン購入の不安を解消しています。
実店舗も心斎橋本店や銀座店などを展開しており、実際に商品を手に取って確認することも可能です。店舗スタッフによる詳しい説明を受けながら、複数のモデルを比較検討できるのも大きなメリットです。また、状態の詳細な写真追加依頼にも対応しており、オンラインでも納得のいく買い物ができる体制が整っています。
在庫についても、自社ECサイトとYahoo!ショッピング店を併用することで幅広い品揃えを実現しています。限定モデルの入荷情報をいち早くキャッチし、狙っていたモデルが入荷した際にすぐに購入できるよう、定期的にサイトをチェックすることをおすすめします。
セイコーのアストロンの資産価値についてまとめ
まとめ
- セイコー アストロンは世界初のGPSソーラーウォッチとして誕生し、光充電とGPSによる自動時刻修正で高精度を実現
- チタン素材による軽量性と耐久性を兼ね備え、日常からビジネスまで幅広く活躍
- 限定モデルや大谷翔平選手とのコラボモデルは即完売するほど人気が高く、中古市場でも資産価値を維持している
セイコーのアストロンは、世界初のGPSソーラーウォッチという革新的な技術と、チタン素材による軽量性・耐久性を兼ね備えた実用的な高級時計として、多くの愛用者から支持されています。特に限定モデルやコラボレーションモデルは希少性が高く、中古市場でも定価に近い価格で取引されるなど、高い資産価値を維持していることが確認できました。
資産価値を高く保つためには、購入時の付属品をすべて保管し、日常的なメンテナンスを欠かさず、定期的なオーバーホールを実施することが重要です。これらの適切な管理により、将来的な売却時にも高い評価を受けることができ、次のオーナーへと価値あるアストロンを引き継ぐことができます。
人気の限定モデルは正規店での購入が困難な状況が続いていますが、ギャラリーレアのような信頼できる中古販売店を利用することで、確実に入手することが可能です。厳格な鑑定システムと充実した保証サービスにより、安心して購入できる環境が整っています。
セイコーのアストロンは、実用性とコレクション性を併せ持つ魅力的な時計です。GPSソーラーという唯一無二の機能性と、限定モデルの希少価値により、今後も安定した資産価値が期待できるでしょう。購入を検討されている方は、ぜひギャラリーレアで理想の一本を見つけてください。





