ロレックスの中でも異彩を放つ「サンダーバード」。デイトジャストのエレガンスに、スポーツモデルの機能美を融合させた唯一無二の存在です。2004年に生産が終了して以降、その希少性から中古市場での人気が高まり、近年では価格上昇が続いています。
この記事では、サンダーバードの誕生秘話からモデル別の値上がり状況、中古相場の現状を詳しく紹介。さらに今後予想される価格推移や購入のおすすめ方法までを徹底解説します。今まさに「買うべきか悩んでいる」方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
ロレックスのサンダーバードとは?誕生秘話をご紹介

ロレックスの「サンダーバード」は、正確にはデイトジャストの派生モデルであり、正式なモデル名ではなく愛称として知られています。
1956年、アメリカ空軍アクロバットチーム「サンダーバーズ」の隊長ドン・フェリス大佐の引退を記念して、彼のために特別に製作されたデイトジャストが、その始まりです。特注モデルにはサンダーバーズのエンブレムが刻まれ、これが後にサンダーバードという愛称の由来となりました。
このモデルの最大の特徴は、スポーツモデルに採用されることの多い回転ベゼルを搭載している点です。ベースとなるデイトジャストのドレッシーな佇まいに、実用的かつメカニカルな印象を加えたことで、独自の存在感を放ちます。
製造は1950年代から2000年代初期まで続き、現在は生産終了となっていますが、そのユニークなデザイン性と背景のストーリーから、愛好家の間で根強い人気を誇ります。
ロレックスのサンダーバードの値上がり情報をモデル別に解説!
| モデル名 | 値上げ前(購入当時) | 値上げ後(現在相場) |
|---|---|---|
| Ref.16264(第5世代) | 約55万〜57万円 | 約60万〜74万円 |
| Ref.16263(第5世代) | 約50万円前後 | 約70万〜74万円 |
| Ref.16253(第4世代) | 約45万円前後 | 約60万〜77万円 |
| Ref.1625(第3世代) | 約40万円前後 | 約75万〜80万円 |
| Ref.6609(第2世代) | 約50万円前後 | 約160万円前後 |
| Ref.6309(第1世代) | 約50万円前後 | 約100万円前後 |
以上の比較表は、主要モデルの購入当時と現在の相場をまとめたものです。
「サンダーバード」は2004年に生産終了となっており、新品の供給が止まったことで年々希少性が高まっています。特に近年は、ロレックス全体の価格改定や円安の影響により、中古市場での相場が上昇。購入時の定価を上回るケースも増えています。
中でもRef.16264は、買取率が100%を超えることもあり、廃盤モデルとして再評価が進行中です。状態の良い個体はさらに上昇が期待されるでしょう。
また、デイトジャストの派生モデルとしてドレスとスポーツの両要素を併せ持つ独自性も人気を支える理由の一つです。特に第3世代以降のモデルは中古市場でも底堅い相場を維持しており、コレクターからの注目度も非常に高い状況です。
ロレックスのサンダーバードの中古相場はどれくらい?

ロレックス デイトジャスト サンダーバード 16253 90番台 ROLEX 腕時計 シャンパンゴールド
2025年現在、ロレックスのサンダーバードは中古市場で60万〜80万円前後が中心価格帯です。とくに流通量が多いのは第5世代Ref.16264で、黒・白・シルバーなどの定番文字盤が人気。ステンレスとホワイトゴールドベゼルの組み合わせは、上品で実用的な印象から安定した需要があります。
一方、初期モデルのRef.6309やRef.6609は市場にほとんど出回らず、状態の良い個体は100万円以上で取引されることも。さらにブルーダイヤルや金無垢仕様、フルセット(箱・保証書付き)などの条件が揃えば、さらなる高値が予想されます。発売当時(1990年代〜2000年代初期)の定価が約58万〜65万円だったことを考えると、現行の価格は約2倍近く上昇していることになります。
生産終了から20年が経過し、良好なコンディションの個体が減少しているため、今後は状態の差が価格を左右する傾向がさらに強まるでしょう。ブランド全体の価値向上と円安の影響も相まって、サンダーバードの相場は今後も底堅く推移すると見られます。
ロレックスのサンダーバードは今後も値上がりが続く?

サンダーバードは2004年の生産終了以降、新品での供給が途絶えたモデルでありながら、今も根強い人気を誇ります。現在の相場は落ち着いているものの、長期的にはじわじわと上昇していく可能性が高いと見られています。
その理由は、まず流通量の減少。特に初期〜中期世代のモデルは市場に出る機会が少なく、オリジナルの外装を保った個体は貴重です。また、デイトジャストのエレガントさに加え、スポーツロレックスらしい回転ベゼルを備えたデザインが再評価され、幅広い層に支持されています。
さらに、円安や金価格の高騰、ロレックス全体のブランド価値向上といった外的要因も価格上昇を後押ししています。
極端なバブル的高騰は考えにくいものの、サンダーバードは「安定して価値を保てる資産時計」として注目度が上昇中。特に付属完備や整備済み、状態良好な個体は今後さらに評価が高まり、長期的には堅実な値上がりが期待できるモデルといえるでしょう。
値上がりが続くロレックスのサンダーバードを購入するのにおすすめの方法は?

ロレックスのサンダーバードは2004年に生産終了したため、現在は中古市場でのみ入手できる希少モデルです。値上がりが続く今こそ、購入のタイミングと方法を慎重に見極めることが重要です。
まず、自分が求めるモデルや素材を明確にしましょう。ヴィンテージ性を重視するなら初期〜中期モデル、実用性やコストパフォーマンスを求めるなら後期モデルがおすすめです。
購入の際は、外装やムーブメント、防水性能、そして保証書や箱など付属品の有無を必ず確認しましょう。これらが揃っている個体ほど将来的な資産価値も高くなります。
さらに、価格だけでなく「安心」を重視するなら、信頼できるブランドリユース店の利用が最善です。中でも「ギャラリーレア」は、ロレックスの取り扱い実績が豊富で、専門スタッフによる鑑定や保証、アフターサービスも充実しています。高騰が続くサンダーバードを安全に購入するなら、最もおすすめの方法といえるでしょう。
ロレックスのサンダーバードの値上がりについてまとめ
まとめ
- 1956年、米空軍「サンダーバーズ」隊長の引退記念モデルとして誕生
- 2004年に生産終了し、新品供給が途絶えたことで希少性が上昇
- 中古相場は第5世代モデルで60万〜80万円前後、初期モデルは100万円超も
- 円安やブランド価値上昇により、今後も緩やかな値上がりが見込まれる
- 購入するなら、信頼できるブランドリユース店がおすすめ
ロレックスのサンダーバードは、デイトジャストの上品さとスポーツモデルの力強さを兼ね備えた稀有な存在です。2004年に生産終了して以降、希少性が高まり、世代を問わず人気が続いています。特に第3〜5世代のモデルは中古市場で堅調な値上がりを見せており、コンディションの良い個体は今後も資産価値の上昇が期待できます。
購入時は、真贋保証やメンテナンス体制が整った信頼できる販売店を選ぶことが重要です。ロレックスの中古販売に実績を持つ「ギャラリーレア」なら、厳選された在庫と確かな鑑定体制で、安心して理想の一本に出会えます。ぜひこの機会に公式通販サイトでチェックしてみてくださいね。
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