ペプシは、スイスの高級時計ブランド「ロレックス」が販売している腕時計です。
ベゼルが赤と青で塗られているのが特徴で、根強い人気があります。
この記事を読んでいる方のなかには、「ロレックスのペプシが欲しい!」「どうして購入できないんだろう」と感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ロレックスのペプシが買えない理由を解説します。廃盤の可能性や、おすすめの購入方法も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
ロレックスのペプシはどんな時計?名前の由来は?

ロレックス GMTマスター2 126710BLRO ROLEX 腕時計 黒文字盤
ロレックスのペプシは、風防ガラスの外側を囲むリング状のパーツである「ベゼル」が、赤と青で塗り分けられたデザインの腕時計です。
炭酸飲料のペプシコーラのロゴの色とよく似ているため、「ペプシ」と愛称で呼ばれるようになりました。
主に「GMTマスター」と「GMTマスターII」という腕時計シリーズで用いられており、1955年に国際線パイロットのために開発されました。
ベゼルの目盛りは24時間表記で、昼夜の判断を一目でできるのが特徴です。
ペプシには赤と青以外にもさまざまな色の組み合わせがあり、青と黒は「バットマン」、緑と黒は「スプライト」のようなニックネームが使われています。
ペプシはデザインのかっこよさや、色の組み合わせの豊富さなどが人気で、一般ユーザーだけでなく、コレクターからも注目を集めています。
ロレックスのペプシが買えない理由を5つ解説!

近年、ロレックスのペプシを購入するのが難しくなっています。ここでは、ロレックスのペプシが買えない理由を5つ解説します。
人気モデルのため需要が高い
ロレックスのペプシが買えない理由としてまず考えられるのは、人気モデルのため需要が高いからです。
ロレックスのペプシは赤と青のベゼルが特徴で、多くのファンを抱えるモデルです。時計愛好家の間でも高く評価されており、需要が供給を上回る状況が続いています。
デザインもかっこいいため、時計愛好家でなくてもペプシに魅力を感じる方は大勢いるでしょう。
加えて、ペプシは「生産が終了するのでは」という噂が流れたことがあり、噂がさらに需要を高めていると考えられます。
人気や注目度の高さが、ロレックスのペプシが買えない理由のひとつです。
正規店での入荷本数が少ない
正規店での入荷本数が少ないのも、ロレックスのペプシが購入できない理由として挙げられます。
ロレックスの腕時計は、品質の高さを維持するため、熟練の職人が手作業で組み立てることにこだわっています。
さらに、ロレックスではさまざまな種類の腕時計を生産しており、ペプシの生産に充てられるリソースは限られるでしょう。大量生産が難しいため、ペプシの生産数にも限りがあるのが現状です。
加えて、ロレックスは世界的に知られている高級腕時計ブランドです。日本だけでなく、海外にもお店がたくさんありますし、近年は通信販売にも対応しています。
限られた数のペプシを世界中で販売するとなると、日本国内の正規店に並ぶペプシは、ごくわずかと言えるでしょう。
もし店頭に並んでも、すぐに購入する人が見つかるため、ロレックスのペプシは入手するのが難しいと考えられます。
投資・転売目的の需要があるから
投資・転売目的の需要があるのも、ロレックスのペプシに入手が難しくなっている原因のひとつです。
2019年末ごろから世界中で新型コロナウイルスが流行し、外出自粛によって消費の形が変化したことで、富裕層を中心に腕時計をはじめとした嗜好品への出費が増加しました。
ロレックスのペプシも富裕層から注目を集めた腕時計のひとつで、新型コロナウイルスの流行を期に需要がさらに高まったと考えられています。
需要が高まった結果、ペプシの買取価格は大幅に増加し、2020年から2025年の5年間で買取価格が数十万円も上昇したモデルもあります。
ロレックスのペプシを保有しておけば、何年か経つと、買い取ったときよりも高値で売却できる可能性があるのが現状です。
ロレックスのなかでも高い人気を誇るペプシの中古市場は活性化しており、2025年9月時点では中古でも150万円の買取価格が付くものも存在します。
時計愛好家だけでなく、投資家や資産家からの注目が高まっているのも、ペプシの入手が難しくなっている理由と言えるでしょう。
ブランド戦略によるもの
ロレックスが展開しているブランド戦略も、ペプシの購入が難しくなっている要因のひとつです。
ロレックスでは「品質の追求と希少性の演出」を核にブランド戦略を展開しており、エベレスト登頂のような偉業を結び付けたり、成功者のシンボルとしてのイメージを確立したりしています。
ロレックスの時計を持っていることがステータスになるようなブランド戦略の一環で、需要と供給のバランスを管理した結果、ペプシの入手が難しくなっていると考えられます。
また、ロレックスの正規店では、転売対策のため、ペプシを含む人気モデルに購入制限を設けています。
購入時に顔写真付きの身分証を提示するほか、同じ型番のモデルは購入後5年間は再購入できなくなったり、購入制限が国内すべての正規店で適用されたりするのです。
ロレックスの正規店でペプシを1回購入すると、その後しばらく購入できなくなるため、入手の難しさがさらに高まっていると考えられます。
大量生産ができないため
ロレックスでは、ケースやブレスレットの仕上げ、時計の組み立てなど、さまざまな工程を職人の手で行っています。
職人の手作業で時計を作っている理由は、品質の高さやブランドのアイデンティティを維持するためです。
大量生産には対応しておらず、供給が限られており、ペプシを入手するのが難しくなっているのが現状です。
生産体制を強化するため、職人を増やそうとしても、ロレックスの品質に対応できる人材を育成するには長い時間がかかります。
生産量を急激に増やすことが難しいことも、生産量が限られている要因になっていると考えられます。
ロレックスのペプシの参考定価は?中古相場はどれくらい?
| モデル | 参考定価 | 中古相場 |
|---|---|---|
| GMTマスター Ⅱ 126710BLRO | 1,664,300円 | 3,325,200円 |
| GMTマスター Ⅱ 126720VTNR | 1,742,400円 | 2,703,000円 |
| GMTマスター Ⅱ 126710BLNR | 1,664,300円 | 2,703,000円 |
| GMTマスター Ⅱ 126711CHNR | 2,675,200円 | 2,856,000円 |
上記の表には、2025年9月時点でロレックスから販売されているペプシモデル(一部)の、参考定価と中古相場をまとめています。
ベゼルの色の組み合わせは、126710BLROが赤×青、126720VTNRが黒×緑、126710BLNRが黒×青、126711CHNRが黒×茶色です。
腕時計の状態や付属品の充実度などにもよりますが、新しいモデルだと、中古相場が参考定価を上回る傾向にあるのが現状です。
ただし、1991年製造のモデルの中古相場は894,000円、1996年製造のものだと中古相場は1,110,300円になっており、現行モデルと比べると入手しやすくなっています。
中古販売店では動作確認をしたうえで販売している場合がほとんどのため、自分好みのデザインが見つかったときや、予算を考慮するときは、中古で購入するのもおすすめです。
ロレックスのペプシは今後廃盤になる可能性がある?

ロレックス GMTマスター2 デイト ランダムシリアル ルーレット 126710BLNR ROLEX
ロレックスのペプシについて調べていると、「今後廃盤になるのでは」という声を見かけることがあります。
しかし実際は、あくまでも噂で、ロレックスから正式に「ペプシを廃盤にする」という発表は去れていないのが現状です。
「ロレックスのペプシが廃盤になる」という噂が流れる理由としては、ロレックスでは定期的に古いモデルを廃止して、新作モデルへ移行していることが考えられます。
「今までのペプシモデルを廃止する」が、「ペプシモデルが廃盤になる」と伝わっている可能性があるのです。
また、ベゼルの色の境目を維持することの難しさも、廃盤の噂の要因として挙げられます。
赤と青の境目をきれいに維持するには高度な技術が求められるため、技術面での難しさから、ロレックスのラインナップから除外されるのではとも言われています。
とはいえ、ペプシの廃盤は現時点では噂ですし、2025年9月時点では公式サイトを見ると「GMTマスターⅡ」というシリーズからペプシカラーの腕時計が発売されています。
廃盤の心配はあまりせず、憧れのペプシをじっくり探してみてください。
ロレックスのペプシが買えないときは中古もおすすめ!

ロレックス GMTマスター2 デイト ランダムシリアル ルーレット 126710BLRO ROLEX
ロレックスの正規店でペプシを買えないときは、中古を探してみるのもおすすめです。正規店では販売していなくても、中古なら見つかるかもしれません。
既に他の人が購入して、身に着けたものも多いですが、「未使用品」や「美品」に分類されるものであれば、新品同様の品質のものを入手できます。
価格も正規店で購入するよりもお手頃な場合もあるため、限られた予算でもペプシを購入できるでしょう。
中古市場には既に廃盤になったものや限定モデルも流通しているため、珍しいペプシが見つかる可能性もあります。
ただし、お店によっては偽物を販売していたり、アフターサービスがあまり付いていなかったりするため、信頼できる中古専門店で購入することをおすすめします。
ちなみに、ブランド品専門の販売サイトであるギャラリーレアでも、ロレックスのペプシを販売しています。入荷状況に合わせて情報を更新しているので、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
ロレックスのペプシが買えない理由についてまとめ
まとめ
- ペプシは炭酸飲料「ペプシコーラ」のロゴの色が由来
- ペプシが買えない理由は、人気の高さや入荷数・生産量の少なさなど
- ペプシの現行モデルは定価より中古の方が高いことがある
- ペプシが廃盤になるのはあくまでも噂
- 正規店でペプシを買えないときは中古もおすすめ
ペプシは、炭酸飲料「ペプシコーラ」の色が由来で「ペプシ」という愛称が付けられた、ロレックスが販売している人気の腕時計コレクションです。
人気の高さや入荷数・生産量の少なさなどが原因で、正規店では購入するのが難しくなっています。
現行モデルは定価よりも中古の方が高額なケースもありますが、一定数は流通しているため、正規店でペプシが見つからないときは中古専門店で探してみるのも良いでしょう。
「ペプシが廃盤になる」という声はあくまでも噂なので、自分好みのペプシをじっくり探してみてください。
ブランド品専門の販売店であるギャラリーレアでもロレックスのペプシを取り扱っています。ペプシを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
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