近年、カルティエのトリニティリングは頻繁に値上げが行われており、2025年では5月と9月の2回実施されました。2025年9月の価格改定では多くの品目が値上げ対象となり、トリニティリングも10％ほど定価がアップしています。
「どの商品がどのくらい値上がりしたの？」「今後も値上げするの？」といった疑問を持つ方も多く、購入を検討している方にとっては気になるポイントです。
今回は、2025年9月の価格改定の詳細や値上げの背景、今後の動向、おすすめの購入方法を解説します。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
カルティエのトリニティリングの値上げはいつ頃行われた？
カルティエ リング トリニティリング スモールモデル SM K18YG/K18PG/K18WG
カルティエのトリニティリングは、2025年5月と9月に値上げが行われています。9月の価格改定では全体で5％ほどの値上げが実施されており、トリニティリングだけでなく、その他アクセサリー・時計・修理も対象です。
2024年には5月・11月に3～6％ほどの値上げが、2022～2023年にも複数回にわたって定価が見直されており、おおよそ年に2回のペースで上昇しています。
カルティエの価格改定は、通常2週間ほどまえに公式サイトで発表があります。直近の2025年9月10日の値上げは1週間前と急な発表でしたが、事前に告知が行われることで購入を決められる方も多いようです。
トリニティリングの購入を検討されている方は、公式サイトをこまめにチェックすることをおすすめします。
カルティエのトリニティリングの値上げ情報を一覧表で解説！
| 商品名 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|
| トリニティリング SM | 244,200円 | 266,200円 | 約9％ |
| トリニティリング クラシック | 335,500円 | 368,500円 | 約10％ |
| トリニティリング 7連 | 305,800円 | 321,200円 | 約5％ |
| トリニティクッションリング クラシック | 350,900円 | 368,500円 | 約5％ |
| トリニティクッションリング ラージ | 621,500円 | 654,500円 | 約5％ |
上表は2025年9月に実施された、カルティエ トリニティリングの価格改定表です。今回の価格改定のうち、地金を使用するトリニティリングは定価上昇率が高く、SNSでは値上げを嘆く声もあがっています。
全体の値上げ率が約5％といわれる一方で、トリニティリングの定番商品は約10％の大幅な値上げが実施されており、人気の高いモデルほど影響を受けています。
現在購入のタイミングをに迷っている方は、憧れのトリニティリングが手の届かない存在になる前に入手するのもひとつの方法です。
カルティエのトリニティリングの値上げが行われるのはなぜ？
カルティエがトリニティリングなどの値上げを実施する背景には、どのような要因があるのでしょうか？ここでは値上げの背景を3つ解説します。
理由１：生産コストの高騰
トリニティリングには、ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドのカラーゴールドが使われています。ゴールドは2024年、2025年と最高値を記録しており、年々価値が上昇している素材です。
このため、ゴールドをメインに使用するトリニティリングの値上げは必至といえるでしょう。そのほかに、貴金属などの素材の値上げ、人件費、物流コストなどもトリニティリング価格上昇の要因に直結しています。
生産コストの上昇は、今後も値上げに直接影響を与えるでしょう。
理由２：ブランドバリューを維持するため
カルティエが値上げを頻繁に実施するのは、「手に入りやすいブランド」になるとハイブランドジュエリーの価値が下がってしまうため、「入手が難しいブランド」としての地位を維持するためだともいわれています。
エルメスやルイヴィトン、シャネルなどのハイブランドも値上げを頻繁に行っており、ブランドバリューを守り続けています。これに伴い、カルティエも少しずつ値上げを実施することで「特別な存在」のブランドバリューを強固なものにしました。
また「いつ値上げがあるかわからない」といった不安から「早めに購入しなければ」という購買意欲を刺激する狙いもあるでしょう。実際SNSには、「あのとき購入しておいてよかった」という声もあり、ブランドへの関心や注目度を高める役割も果たしています。
理由３：長期的な円安の影響
日本の円安は2022年からはじまり、私たちの生活に大きな影響を与えています。“輸出”に関して多くのメリットがある一方で、海外ブランドの“輸入”については大きなデメリットが生じることも。
輸入される海外ブランドの定価は、円相場の影響を色濃く受けます。フランスのブランドであるカルティエも、円安のデメリットをそのまま商品価格に反映せざるを得ない状況です。
円相場は個人や企業がコントロールできるわけではないため、円安が続く限りトリニティリングの値上げの可能性は高まります。購入を検討中の方は、こまめに為替相場の動きもチェックするのがおすすめです。
カルティエのトリニティリングは今後も値上げが続いていく？
カルティエのトリニティリングは、頻繁に価格改定が行われていることもあり、今後も値上げが続く可能性が高いといえるでしょう。
前述した3つの「生産コストの高騰」「ブランドバリューの維持」「長期的な円安の影響」の要因がすぐに解決されることは難しく、もし「値上げ」に関して改善がみられても価格に反映されるのは当分先になると考えられます。
そのため、カルティエのトリニティリングは2025年、2026年と値上げが続くと予想できるでしょう。2025年9月の値上げでトリニティリングを買いそびれてしまった方は、ぜひSNSや公式サイトをチェックして次回の価格改定前までに購入を検討してみてください。
値上げが続くカルティエのトリニティリングを安く手に入れるなら中古もおすすめ！
値上げが続くなか、カルティエのトリニティリングの購入を迷われている方も多いのではないでしょうか。正規店で購入するメリットは、正規品であることやアフターフォロー、新品といった安心感や満足感が得られることです。一方で、価格面で考えれば中古市場も魅力的な選択肢に。
例えば、美品のトリニティリングSMが定価の約3分の2ほどで入手できたり、新品同様のクッションリング ラージモデルが10万円以上安い価格で販売されていたりします。また、現在は正規店に並ばないトリニティリングを見つけられることも中古市場の魅力です。
ギャラリーレアでは7回以上に及ぶ真贋チェックや厳格な査定基準により、偽物である可能性が極めて低く、トリニティリングを安心してお選びいただけます。また、中古ランクの商品（新品ランク・未使用ランク以外）で「思ったより傷があった」「リングのサイズが合わなかった」といった場合にも返品できる「安心保証」もご利用いただけます。
トリニティリングをお探しの方は、ぜひギャラリーレアのオンラインショップもチェックしてみてください。
カルティエのトリニティリングの値上げについてまとめ
まとめ
- カルティエのトリニティリングは、2025年5月と9月に値上げされた
- 2025年9月の価格改定では、10％ほどアップしたトリニティリングもある
- 購入先は正規店だけでなく、中古市場にも目を向けてみよう
カルティエのトリニティリングは、1年のうち春と秋の2回に値上げが行われる傾向にあります。最近では2025年9月に全体で5％ほどの値上げがあり、トリニティリングも5～10％ほど価格が上昇しました。
この価格改定の背景には、生産コストの増加やブランドバリューの維持、円安といったさまざまな要因が複雑に絡み合っており、値上げが落ち着く見込みは当分ないと考えられます。
「トリニティリングが今すぐほしい」「定価よりも安く探している」といった方は、新品同様や美品で販売されている中古品にも注目してみましょう。購入時には信頼できる販売店かを見極め、商品の状態やアフターサービスも十分に確認することが大切です。
ぜひ自分にとって理想的な購入方法を見つけて、手元に置くまでの過程も楽しんでくださいね。
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