「カルティエのトリニティは欲しいけど、なかなか買えない」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
近年の価格高騰により、憧れのトリニティが手の届かない存在になってしまったと感じる方も少なくありません。
しかし、トリニティコレクションは今まさに再評価されている注目のジュエリーです。この記事では、「買えない」と言われる理由を解明し、種類や特徴、そして賢い選び方まで詳しく解説します。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
カルティエのトリニティは本当に買えない?理由は?

カルティエ ネックレス トリニティ ネックレス 2009年 クリスマス限定 ダイヤモンド
カルティエのトリニティが「買えない」と言われる背景には、複数の要因が存在します。
最大の理由は、ここ数年で急激に進んだ価格の高騰です。例えば、定番のトリニティ リング クラシックモデルは、2020年から2025年にかけて価格が2倍以上に上昇しています。カルティエは原材料費や人件費の上昇を理由に、頻繁に価格改定を実施しており、2024年5月にも約3~4%の値上げが行われました。
この継続的な値上げにより、多くの方にとって手が届きにくい価格帯になっているのが現状です。
また、一部では「時代遅れのデザインではないか」という誤解も購入をためらう要因となっています。確かに、バブル期に流行したイメージが残っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし実際には、BLACKPINKのジスや綾野剛、玉森裕太といった現代のファッションアイコンたちがこぞって愛用しており、若い世代からも「高級感がある」「タイムレスで美しい」と再評価されています。
2024年はトリニティ誕生100周年という記念すべき年でもあり、世界各地でポップアップイベントが開催されるなど、まさに今が最も注目されているタイミングといえるでしょう。
さらに、トリニティ特有の3連リング構造による選び方の難しさも、購入のハードルを上げています。通常のリングとはサイズ感が異なり、試着なしでの購入はリスクが高いうえ、一度購入するとサイズ直しには制限があり、モデルにより可否や範囲が異なります。
この「選び方の難しさ」と「修正の困難さ」が、気軽に購入できない心理的プレッシャーとなっているのです。
これらの複合的な要因が「買えない」という声につながっていますが、正しい知識と選択肢を持つことで、憧れのトリニティを手に入れることは十分可能です。
カルティエのトリニティの種類や特徴は?アイテム別に4つ解説
トリニティコレクションは、象徴的なリングだけでなく、ネックレス、ブレスレット、ピアスといった豊富なラインナップが展開されています。
それぞれに独自の魅力があり、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。ここでは主要4アイテムの特徴と価格帯を詳しくご紹介します。
カルティエ トリニティ:リング

カルティエ リング トリニティ クラシックモデル K18YG/K18WG/K18PG リング
トリニティコレクションの原点であり、最も人気の高いアイテムがリングです。
華奢なスモールサイズから存在感のあるラージサイズまで、幅広いバリエーションが用意されています。基本となるのは、ピンクゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールドの3色が絡み合うスリーゴールドのデザインです。
リング幅によってSM(約2.5mm)、MM(約3.2mm)、LM(約4.4mm)の3種類が主流となっており、それぞれ印象が大きく異なります。
素材展開も豊富で、基本のスリーゴールドに加え、ダイヤモンドをあしらったセミパヴェやフルパヴェ、ブラックセラミックと組み合わせたモダンなモデルも人気です。2023年にはデザインが刷新され、一部の旧モデルが廃盤となったため、旧デザインは中古市場でしか入手できない希少品となっています。
最新の定価は、定番のMMサイズで368,500円、SMサイズで266,200円となっており、中古市場では状態にもよりますが、定価の半額程度から購入可能な場合もあります。サイズ選びには注意が必要で、3連構造のため通常のリングよりきつく感じることがあり、試着して選ぶことをおすすめします。
カルティエ トリニティ:ネックレス

カルティエ ネックレス トリニティ ネックレス 2009年 クリスマス限定 ダイヤモンド
デコルテを華やかに彩るトリニティのネックレスは、ペンダントのサイズや素材によって様々な表情を見せてくれます。
ミニ、スモール、ミディアム、ラージといったサイズ展開があり、さりげない日常使いから、パーティーシーンまで幅広く対応できるのが魅力です。特に人気なのは、小ぶりで愛らしい「ベビートリニティ」と呼ばれるデザインで、若い世代からの支持を集めています。
シンプルなスリーゴールドのモデルは282,700円から展開されており、パヴェダイヤモンドをあしらった豪華なモデルは100万円を超えるものもあります。中古市場では、スモールモデルが15万円から25万円程度で取引されることが多く、新品と比較してお求めやすい価格帯となっています。
チェーンの長さは調節可能なものが多く、重ね付けやコーディネートに合わせて長さを変えられるのも実用的なポイントです。ネックレスはリングに比べてサイズ選びの心配が少ないため、プレゼントにも選ばれやすいアイテムといえるでしょう。
カルティエ トリニティ:ブレスレット

カルティエ ブレスレット トリニティ K18YG/K18WG/K18PG サイズ18 B6036818
手元に洗練されたアクセントを加えるトリニティのブレスレットは、デザインによってカジュアルにもエレガントにも演出できる万能アイテムです。
スリーゴールドのリングをチェーンで繋いだタイプと、サテンやシルクのコードに通したカジュアルなタイプの2種類が主流となっています。コードタイプはカラーバリエーションが豊富で、オンライン限定モデルも展開されており、比較的リーズナブルな167,200円から購入可能です。
チェーンタイプは264,000円からの価格設定で、繊細なチェーンが上品な印象を与えます。オフィスシーンにもマッチする洗練されたデザインが特徴的です。ダイヤモンドをあしらったモデルは70万円を超える価格帯ですが、手元に圧倒的な高級感をもたらしてくれます。
中古市場では、コードタイプが10万円から18万円、チェーンタイプが17万円から30万円程度で流通しており、状態の良いものでも新品より大幅にお得に購入できることが多いです。ブレスレットは時計と重ね付けすることも多いため、お持ちの時計との相性を考えて選ぶのもポイントです。
カルティエ トリニティ:ピアス

顔周りを華やかに演出するトリニティのピアスは、コーディネートの仕上げに欠かせないアイテムとして人気を集めています。
スリーゴールドが絡み合うフープタイプのデザインが主流で、スモール、ミディアム、ラージといったサイズ展開があります。最新の定価は、スモールサイズで311,300円、ラージサイズで561,000円となっており、2024年5月の価格改定でも大幅な値上げが実施されたアイテムのひとつです。
パヴェダイヤモンドをあしらったモデルは120万円を超える最高級ラインとなりますが、その輝きは格別で、特別な日のジュエリーとして選ばれています。中古市場では、スモールサイズが15万円から33万円、ラージサイズが30万円から49万円程度で取引されており、新品の半額程度で購入できることもあります。
ピアスはヘアスタイルやメイクとの相性も重要で、ショートヘアやアップスタイルの方には大きめのサイズが、ロングヘアの方には小ぶりなサイズが人気です。片耳だけに着けてアシンメトリーなスタイリングを楽しむ方も増えており、自由な着け方ができるのも魅力のひとつです。
カルティエのトリニティが愛され続ける理由は?

100年という長い歴史を持つトリニティコレクションが、なぜ今もなお世界中の人々を魅了し続けているのでしょうか。
その理由は、単なるデザインの美しさだけでなく、背景にある深いメッセージ性と、時代を超越した普遍的な価値にあります。
ホワイト・イエロー・ピンクゴールドが表すメッセージ
トリニティの3色のゴールドには、それぞれ人間関係における大切な価値が込められています。
ピンクゴールドは「愛(Love)」、イエローゴールドは「忠誠(Fidelity)」、ホワイトゴールドは「友情(Friendship)」を象徴しており、これら3つのリングが決して離れることなく絡み合うデザインは、人生における様々な「深いつながり」を表現しています。
このロマンティックで普遍的なメッセージ性が、単なる宝飾品を超えた特別な価値をトリニティに与えています。結婚指輪や記念日のプレゼントとして選ばれることが多いのも、このメッセージ性によるところが大きいでしょう。恋人同士だけでなく、親子や友人同士で贈り合うことも多く、様々な関係性を祝福するジュエリーとして愛されています。
また、3つのリングが自由に動く構造は、それぞれの関係性が独立しながらも調和している様子を表現しており、現代の多様な価値観にも通じる普遍性を持っています。
長く支持されるデザイン
トリニティのデザインは、1924年に創業家3代目のルイ・カルティエによって考案されました。
その誕生には、フランスの多才な芸術家ジャン・コクトーが深く関わっており、コクトーは完成したトリニティ リングを生涯愛し、小指に2つ重ねて着けるのが彼のスタイルだったと言われています。このようなアートやカルチャーとの深いつながりが、トリニティに知的な奥行きと物語性を与えています。
極めてシンプルでありながら完璧なバランスを持つデザインは、流行に左右されることがありません。どのような時代のファッションにも、どのような年齢の人が身に着けても違和感なく馴染む普遍性を備えています。
「一生もの」として世代を超えて受け継がれているのは、この時代を超越したデザイン性によるものです。
現代においても、ミニマリズムやタイムレスなスタイルが再評価される中で、トリニティの価値はむしろ高まっているといえるでしょう。100年経った今でも古さを感じさせないデザインは、まさにカルティエの美学の結晶といえます。
カルティエのトリニティのおすすめの選び方3選

豊富なバリエーションを持つトリニティコレクションから、自分にとって最適なアイテムを見つけるのは意外と難しいものです。
ここでは、後悔しない選び方のポイントを3つの観点からご紹介します。これらのポイントを押さえることで、長く愛用できる運命の一品に出会えるはずです。
カルティエのトリニティの選び方1.サイズから選ぶ
特にリングにおいて、サイズ選びは最も重要な要素のひとつです。
トリニティリングは、SM(スモール)、MM(クラシック)、LM(ラージ)の3種類のリング幅があり、それぞれ印象が大きく異なります。華奢でフェミニンな印象を求める方には、幅約2.5mmのSMサイズがおすすめです。他のリングとの重ね付けを楽しみたい方や、指を細く見せたい方に人気があります。
最もバランスの取れた定番サイズは、幅約3.2mmのMMサイズです。単品で着けても十分な存在感があり、シーンを選ばない万能さが魅力となっています。初めてのトリニティとして選ばれることが多いサイズでもあります。
ボリュームがあり、モードで力強い印象を求める方には、幅約4.4mmのLMサイズが適しています。男性にも人気が高く、存在感を重視する方に選ばれています。
リングのサイズ選びでは、3連の構造上、普段のサイズより少しきつく感じることがあるため、可能であれば試着することをおすすめします。海外の愛用者の間では、むくみなどを考慮してあえてワンサイズ大きめを選ぶという意見も多く見られます。
カルティエのトリニティの選び方2.予算に合わせた素材
トリニティコレクションは価格帯が非常に幅広いため、予算に合わせた選び方が重要です。
基本のスリーゴールドモデルは比較的手が届きやすい価格帯からスタートしており、例えばトリニティ リングのSMサイズは266,200円から購入可能です。しかし、ダイヤモンドをあしらったセミパヴェやフルパヴェモデルになると、100万円を超える価格帯となります。
ここで検討したいのが、新品と中古品の比較です。中古品なら新品定価の半額以下で手に入るモデルも少なくなく、同じ予算でワンランク上のダイヤモンド付きモデルを視野に入れることも可能になります。
さらに、2023年に廃盤となった旧モデルや、生産終了した限定モデルなど、現在では中古市場でしか出会えない貴重なアイテムを見つけられる可能性もあります。価格が高騰し続けているトリニティは、状態の良い中古品であれば価値が下がりにくく、資産としての側面も持っています。
予算内で最大限の価値を得るためには、新品だけでなく中古品も選択肢に入れることで、より満足度の高い買い物ができるでしょう。
カルティエのトリニティの選び方3.シーン別に合わせて選ぶ
どのような場面で身に着けたいかを具体的に想像することも、モデル選びの重要なヒントになります。
デイリー・オフィスシーンで使いたい方には、主張しすぎないSMサイズのリングや、ミニサイズのペンダントがおすすめです。シンプルなニットやTシャツに合わせるだけで、さりげなく装いを格上げしてくれます。ビジネスシーンでも違和感なく着けられる上品さが魅力です。
フォーマルシーンや特別な日には、LMサイズのリングやダイヤモンドが輝くモデル、大ぶりのピアスなどが最適です。コーディネートの主役となり、華やかさを演出してくれます。パーティーやディナーなど、ドレスアップする機会が多い方は、存在感のあるモデルを選ぶとよいでしょう。
トリニティはスリーカラーゴールドのため、手持ちのゴールド、シルバー、プラチナなど、どんな色のジュエリーとも相性が良いのも大きなメリットです。最近では、スウェットなどのカジュアルな服装にあえて合わせることで、洗練された「抜け感」を演出するスタイリングも人気を集めています。
カルティエのトリニティをできるだけお得に買う方法はある?

価格が高騰し続けるトリニティを賢く、そしてお得に手に入れる最善の方法は、信頼できるブランドリユース専門店を利用することです。
私たちギャラリーレアは、そのような専門店として、お客様に最適な選択肢をご提供しております。新品と比較して大幅にリーズナブルな価格で、憧れのトリニティをお求めいただけます。
当店が多くのお客様にお選びいただいている理由は、まず圧倒的な価格メリットにあります。状態の良い中古品であれば、新品定価の半額程度でご購入いただけることも珍しくありません。
さらに、ブティックではもう手に入らない廃盤モデルやヴィンテージ品など、一点もののアイテムが見つかる可能性があるのも大きな魅力です。
当店の公式ECサイトでは、商品の状態を詳細なランクで明記し、高解像度の写真も多数掲載しているため、オンラインでも商品のコンディションを正確にご確認いただけます。
専門知識豊富なスタッフがサイズ選びのご相談やコーディネートのご提案など、お客様一人ひとりのニーズに合わせた丁寧なサポートをご提供しているため、初めてのトリニティ購入でも安心してお選びいただけます。
カルティエのトリニティは買えないのかについてまとめ
まとめ
- カルティエのトリニティは、価格高騰や入手困難といった理由から「買えない」と言われることが多い人気ジュエリー
- スリーゴールドの象徴的デザインと深いメッセージ性が、世代を超えて愛され続ける理由となっている
- 正しい知識と選び方を押さえれば、憧れのトリニティを手に入れることは可能
- 100周年を迎えた2024年には世界中で注目が集まり、現代のファッションアイコンたちが愛用することで若い世代からの支持も拡大している
「カルティエのトリニティは買えない」という悩みは、主に急激な価格高騰と、時代遅れではないかというイメージから生じています。
しかし、本記事で解説した通り、これらの課題は解決可能です。トリニティは100年の歴史に裏打ちされた、時代を超越する普遍的な価値を持つジュエリーであり、現代のファッションシーンにおいてもその輝きを増しています。
後悔しないためには、自身のスタイルや予算に合わせた適切なモデル選びが重要となります。サイズ、素材、使用シーンという3つの観点から検討することで、長く愛用できる運命の一品に出会えるはずです。
正しい知識と選択肢を持つことで、憧れのトリニティを安心して手に入れることは十分に可能です。
新品にこだわらず、中古品も視野に入れることで、より満足度の高い買い物ができます。ギャラリーレアでは、豊富な在庫の中から、きっとあなたにぴったりのトリニティが見つかるはずです。
ぜひ一度、公式サイトや実店舗で、運命の一品を探してみてはいかがでしょうか。
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