3本のゴールドの輪が絡み合うトリニティリングは、カルティエを代表するコレクションのひとつ。日本においては、1990年代に爆発的な人気を博し、女性たちの憧れとして強く支持されました。そして令和の時代になった今、トリニティリングの普遍的な美しさが再評価され、再び人気を集めるようになりました。
トリニティリングにはいくつかの種類があります。どの指につけるのか、指のサイズとデザインの調和はどうかを意識すれば、トリニティリングの存在がさらに輝くでしょう。
このページでは、トリニティリングの歴史やサイズの紹介、コーディネートの方法について、詳しく解説します。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
カルティエのトリニティリングとは?

カルティエのトリニティリングは、1924年にルイ・カルティエが発表したリングです。フランスの芸術家であるジャン・コクトーが、カルティエにオーダーしたことがきっかけとされます。3本の輪が美しく絡み合うデザインから、「三位一体」の意味を持つ「トリニティ」と名付けられました。
イエロー・ピンク・ホワイトの3色ゴールドのリングが絡み合い、それぞれ忠誠・愛情・友情の意味が込められています。ゴールドは肌馴染みがよく、優しい雰囲気を演出することから、トリニティリングは気品と優しさを纏うリングとして、世界から注目されました。
日本においては、1990年代に爆発的な人気を博し、「三連リング」と呼ばれ親しまれています。このため、現在でも「トリニティリングを所持している」という女性は少なくありません。時代を問わず、普遍的な人気を持つトリニティリングですが、現在はその人気が熱を持ち始めています。
2024年には誕生から100周年を迎え、リニューアルが行われています。一方で、昨今の人件費・材料費の高騰から価格が上昇し、ますます稀少価値の高いリングとして君臨しています。
カルティエのトリニティリングのサイズ展開を紹介
カルティエのトリニティリングには、4種類のサイズが存在します。それぞれのサイズについて、詳しく解説します。
スモール(Small)

カルティエ リング トリニティリング スモールモデル SM K18YG/K18PG/K18WG リング
トリニティリングのSM(スモール)は、繊細さと華奢さが交じり合う気品にあふれたデザインです。リングは2.5ミリと細く、3つが重なっても1センチほどと目立ちすぎません。このため、他のリングと重ね付けを楽しむ方も見られます。指が細い方や、さりげないおしゃれを楽しみたい方に好まれます。
リングが細いこともあり、控えめな印象を受けますが、カルティエならではの高級感や気品は健在。身につけるだけで、装いにラグジュアリー感をプラスしてくれます。また、ゴールドの使用が少ないぶん、価格も抑えられます。
クラシック(Classic)

カルティエ リング トリニティリング スモールモデル SM K18YG/K18PG/K18WG
トリニティリングMM(クラシック)は、リングの太さが3.2ミリほどのベーシックなデザイン。トリニティリングが誕生して以来のシルエットを保ち、もっとも伝統的なタイプと言えます。
1990年代にトリニティリングが大流行した際、注目されたのもこのクラシックです。「カルティエのトリニティリング」と言えば、クラシックを思い浮かべる人が多いでしょう。
太すぎず細すぎず、上品な印象を与えるリングであり、日常でもビジネスシーンでも使用できます。3本の輪が重なると1センチ以上となり、存在感も抜群。また、トリニティコレクションで一番人気があるサイズです。
ラージ(Large)

カルティエ リング トリニティリング スモールモデル SM K18YG/K18PG/K18WG
LM(ラージ)は4.4ミリの太さとなり、SMやMMと比較して大きめです。3本重なると1.5センチほどとなり、抜群の存在感を放ちます。「コーディネートの主役になる、存在感あるリングが欲しい」とお考えの方におすすめです。
リングに厚みがあるため、このリングのみで十分に華やかになる点も魅力。また、太さが十分にあるため、男性が身につけても違和感がありません。
エクストララージ(Extra-Large)
LM(ラージ)よりさらに大きなサイズとなるのが「XL(エクストララージ)」です。リングの太さは6ミリとかなり太く、すぐに指に目が行くほどの存在感を放ちます。SM(スモール)と比較すると、デザインは同じでもゴージャス感がアップしたものに。
女性の指に嵌めれば、このリングひとつで抜群のラグジュアリー感が演出できます。男性が身につけても強い存在感があり、煌びやかな輝きを楽しめるでしょう。
カルティエのトリニティリングのサイズ選びで失敗しないポイント3選!

カルティエのトリニティリングには4つのサイズがあり、身につける人により相応しいサイズが異なります。ここでは、「自分に似合うトリニティリング探し」について、詳しく解説します。
指の形や太さに合わせて選ぶ
リング選びの基本は、自分の指に合うデザインやサイズを選ぶことです。人により指の太さ・長さには違いがあり、似合うリングも異なります。指が細く華奢な方なら、細めのSMを選ぶとエレガントさを楽しめるでしょう。
「指が細い人が細いリングをつけると、地味になってしまうのでは」と悩む方がいるかもしれませんが、嵌めたときに馴染みがいいリングは、その人の魅力を最大限に引き出してくれます。美しい指先がさらにラグジュアリー感をまとい、高級感あふれる印象になるでしょう。
一方、指にボリュームがある方や、関節に厚みがある方には、MMをおすすめします。XLやLMも似合いますが、人によっては指の太さを強調することもあります。XLやLMを身につけたとき、「指が太く見える」と感じたときは、MMを選ぶと馴染みがいいでしょう。
一般的に、20代ごろには華奢なSMが、中高年以降はMMやLMが似合うようになるとされます。しかし、指の形により似合う指輪は異なるため、できるだけ試着をしてから購入されてください。
実際に着用してフィット感を確認する
トリニティリングを購入する際は、実際にリングに指を通し、フィット感を確かめてみてください。実は、多くの人が合わないサイズの指輪を使用しています。リングが小さすぎて指を締め付けていたり、逆に緩すぎて抜けそうになったり、トラブルがありながらも気付かないケースは少なくありません。
適切な指輪のサイズは、リングに指を通す際に適度なひっかかりがあるもの。「関節にひっかかりがあると、きついのでは?」と感じる人もいますが、ひっかからない指輪は抜けやすいので注意が必要です。
また、指輪を指にはめたとき、指輪がきちんと動くことを確認してください。抜けないことに加え、指でリングが一周するサイズが相応しいです。指にはめた状態で手を握る・開くを繰り返し、指に食い込まないことも確認しましょう。
トリニティは3連で転がって抜けやすい特性があるため、Cartier公式では通常の計測サイズより1サイズ小さめを推奨しています。しかし、自分の指に馴染むサイズ選びには、やはり試着が重要です。特にブランドリユース店で購入される際は、サイズ変更ができません。十分にサイズを吟味されることをおすすめします。
普段のコーディネートに合ったサイズを選ぶ
トリニティリングのサイズ選びには、普段のファッションを反映させることも必要です。例えば、ビジネスシーンでスーツを多く着用する方や、モード系の服を好む方はSMやMMサイズを選ぶと、気品を演出できます。ワンピースやオフィスカジュアルなファッションにも、SMやMMのトリニティはよく似合います。
一方、デニムにTシャツなど活動的な服装には、MMやLMなど「ある程度のボリュームがあるサイズ」が相応しいでしょう。
日常で好むアクセサリーの種類も考慮する必要があります。指輪の重ね付けを好む方なら、細めのSMをチョイスすると、他の指輪との重ね付けを楽しめます。指輪をあまりつけない方は、やはりMMやLMなど1本で存在感を発揮するものが好ましいです。
カルティエのトリニティリングのカラー・デザインを紹介

カルティエ リング トリニティリング スモールモデル SM K18YG/K18PG/K18WG
カルティエのトリニティリングにあしらわれたカラーや、デザインについて、詳しく解説します。
カラー
トリニティリングはゴールド製であり、ホワイトゴールド(WG)、ピンクゴールド(PG)、イエローゴールド(YG)の3色で構成されます。
それぞれのカラーには意味があり、ホワイトゴールドは「友情」、ピンクゴールドは「愛情」、イエローゴールドは「忠誠」です。このような意味から、ペアリングやお守りとして、トリニティリングが選ばれることもあります。
他にも、リングにパヴェダイヤをあしらったデザインや、ピンクゴールド部分をブラックセラミックに変えたデザインも存在します。
デザイン
トリニティリングは、円を描く3つのリングを重ねたデザインです。このデザイン自体は共通していますが、リングの幅により醸し出す雰囲気が異なります。
SM(スモール)はリングの幅が細いことから、3つの輪が重なってもボリュームは控えめです。このため、デザインも華奢に見えます。一方、XL(エクストララージ)の場合、リングの幅は6ミリと太く、1本でも存在感があります。これが3本重なるため、身につけるとかなりの存在感を発揮します。このように、同じトリニティリングでも、サイズによりデザインに違いが出ます。
また、100周年を記念して発売されたクッションシェイプデザインは、トリニティが持つ3つの輪を再解釈。デザインが円から四角に変更され、「新しい愛の形」を表現しました。従来のトリニティリングと並べることで、「形を変えても愛は生き続ける」という意味になります。
また、XLサイズ(エクストララージ)も100周年に新しく発表されたデザインです。このように、トリニティリングにはどのデザインにも、そのリングだけの意味が込められています。
カルティエのトリニティリングのコーディネート事例3選!
トリニティリングを着用するときは、相応しい装いを楽しみたいもの。ここでは、トリニティリングに合わせたいファッションコーディネートについて、詳しく解説します。
コーディネート1.トリニティリング2個付けと同デザインのネックレスで存在感を演出

同じ手の人差し指と薬指にトリニティリングをつけ、さらにトリニティデザインのネックレスを合わせたラグジュアリーなデザインです。シンプルな服装だからこそ、トリニティデザインの輝きが際立ちます。
リングはホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドのベーシックなデザインと、ホワイトゴールドにダイヤをあしらったデザインをチョイス。2.6ミリの幅はSMサイズとなるため、2つつけても派手になり過ぎず、上品さを醸し出しています。
さらに、ネックレスにもトリニティデザインを使用。トリニティのリングが小さくとも、デザインの美しさから存在感は抜群。リングと同デザインを選ぶことで、コーディネートに統一感も出ます。
リングとネックレスの存在感を高めるために、服装はブラック×ホワイトのベーシックなデザインをチョイスしました。
コーディネート2.シンプルなTシャツ×デニムのカップルコーデにトリニティリングを合わせて

シンプルな白Tシャツ×ブルーデニムのカップルコーデには、MMサイズ以上のトリニティリングを合わせましょう。女性はMMサイズ、男性はLMサイズなどで違いをつけても、ユニークなコーディネートになります。
シンプルな装いには、リングの幅が広い存在感あるリングがよく似合います。あえてアクセサリーを指輪だけに絞れば、トリニティリングの美しさが引き立つでしょう。Tシャツの色は、白や黒などの落ち着いたトーンをおすすめします。
「Tシャツが苦手」という方は、ポロシャツをチョイスしてみてください。中高年以上の場合は、ポロシャツの方が気品を演出でき、馴染みがいいです。
コーディネート3.オフィスカジュアルにトリニティを合わせてクールさを演出

女性に人気のオフィスカジュアルなルックにも、トリニティリングはよく似合います。優しいトーンのブラウンは、落ち着いた雰囲気を演出してくれ、トリニティリングの輝きがより映えます。オフィスでのTPOを踏まえ、サイズはSMのチョイスがおすすめです。
パンツスーツはスカートよりもクールに見え、トリニティリングもよりスタイリッシュな印象になります。「格好良くスーツを着たい」「オフィスカジュアルでもクールに見せたい」というとき、トリニティリングが活躍してくれるでしょう。
服装の自由度が高い企業であれば、MMサイズやダイヤ入りなど、華やかなデザインのチョイスにもチャレンジしてみてください。
最適なサイズのカルティエのトリニティリングを購入するならどこがおすすめ?

カルティエ リング ミミリング ダイヤモンド K18YGイエローゴールド リングサイズ53
カルティエのトリニティリングを選ぶ際は、自分の指に合うサイズ選びが重要になります。しかし、近年はカルティエの人気がさらに高まり、直営店でもサイズの取り扱いがないこともあります。そのようなときは、別のサイズで妥協するのではなく、ブランドリユース店で欲しいサイズを探してみてください。
「ギャラリーレア」では、カルティエのトリニティリングを数多く取り扱い、サイズも豊富に揃っています。もし、直営店で求めるサイズに出会えないときは、ぜひ「ギャラリーレア」をご利用ください。どのようなご質問にも誠実に対応いたしますので、公式サイトよりお問い合わせをお願いいたします。
カルティエのトリニティリングのサイズ選びについてまとめ
- カルティエのトリニティリングには4種類のサイズがある
- 指の大きさや雰囲気に合うリング選びが重要
- 直営店でサイズが見つからない場合は、ブランドリユース店を利用する
90年代に時代のアイコンとなったカルティエのトリニティリングは、2000年代になり再び大きな注目を浴びています。カルティエならではの質のよさ、デザイン性の高さは、移り行く時代の中でも変わることはありません。その品質へのこだわりが、どの時代でも愛されるのでしょう。
しかし、トリニティリングをより美しく身に着けるには、自分の指に合ったサイズ選びが重要です。サイズが合わないリングは、指のボリュームを過剰に見せてしまい、エレガントさを損なう原因になりかねません。指に合うサイズを選ぶことが、トリニティリングの美しさを引き立てるコツです。
人気があるために、お求めのサイズが直営店にないこともあります。そのような場合には、ブランドリユース店を利用しましょう。ブランドリユース店には質のいいトリニティリングが揃い、サイズも豊富に用意があります。必ず理想のトリニティリングに出会えるでしょう。
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