カルティエのタンクの種類を徹底解説！魅力やおすすめの購入方法もご紹介

カルティエのタンクは、1917年の誕生以来100年以上にわたり世界中の人々を魅了し続けている腕時計です。

「タンクにはどんな種類があるの？」「自分に合ったモデルを見つけたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、カルティエのタンクの魅力や種類、愛用している有名人、おすすめの購入方法まで詳しく解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

カルティエのタンクとはどんな時計？３つの魅力を解説

カルティエのタンクは、100年以上の歴史を持つ腕時計の名作です。

ここでは、タンクが長年愛され続けている理由を3つの視点から解説します。

戦車から着想を得た歴史的な腕時計

1917年、ルイ・カルティエは第一次世界大戦で活躍したルノーFT-17戦車を真上から見た形状にインスピレーションを得て、タンクを誕生させました。

戦車のキャタピラ部分がケースの縦枠（ブランカード）となり、その間に文字盤とラグが一体化したデザインが特徴です。

当時主流だった丸型の懐中時計とは一線を画す、革新的なレクタンギュラー（長方形）フォルムを確立しました。このデザインはアールデコ様式の先駆けとなり、時計史における重要なマイルストーンとして位置づけられています。

ローマンインデックス、レイルウェイ分目盛、剣型針といったデザインコードは誕生から現在まで受け継がれており、流行に左右されない普遍的な美しさを持っています。

タンキストの愛称が生まれるほど支持されている

カルティエのタンクを愛用する人々は「タンキスト」と呼ばれ、単なる時計愛好家の枠を超えた存在として知られています。

タンキストとは、タンクの持つ知性やスタイルに共鳴し、そのエレガンスを体現する人々を指す言葉です。

アンディ・ウォーホルは「時間を見るためではなく、身に着けるために着けている」という名言を残したことで有名です。そのほかにも、イヴ・サンローラン、アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーヴなど、時代を代表する文化人やアーティストがタンクを愛用してきました。

タンキストという呼称が生まれるほど、タンクは所有者のセンスや価値観を表現するアイコン的な存在となっています。

歴史がありアンティーク品も人気

タンクは100年以上の歴史を持つため、アンティークやヴィンテージモデルの人気も非常に高くなっています。

特に1970年代から製造された「マストタンク」は、シルバーに金張りを施したヴェルメイユ素材を使用し、手頃な価格ながらエレガントな佇まいが魅力です。

文字盤のカラーバリエーションが豊富で、一点物としての楽しみがあることから、20代〜30代のファーストカルティエとしても人気を集めています。

デザインコードが一貫しているため、どの年代のモデルを選んでも古さを感じさせず、むしろヴィンテージならではの味わいを楽しめます。

中古市場では状態の良い個体の価値が維持されやすく、資産としての側面も持ち合わせています。

カルティエのタンクの種類を解説！

カルティエのタンクには多彩なバリエーションが存在し、それぞれが独自の魅力を持っています。

ここでは、代表的なモデルの特徴を詳しくご紹介します。

タンク ルイ カルティエ

タンクコレクションの原点にして頂点と称されるのが、1922年発表のタンク ルイ カルティエです。

ラグの角に丸みを帯びた優雅なフォルムが特徴で、クラシカルな美しさを追求したデザインとなっています。

素材はイエローゴールド、ピンクゴールド、プラチナなどの貴金属のみで展開されており、ステンレスモデルは存在しません。この素材へのこだわりが、タンク ルイ カルティエの格式の高さを物語っています。

2025年にはラージモデル（自動巻き）が発売され、コレクターの間で大きな注目を集めました。中古市場においても常に高い人気を誇り、状態の良い個体は安定した価値を維持しています。

タンク フランセーズ

1996年に発表されたタンク フランセーズは、ケースとメタルブレスレットが完全に一体化したアーチ状のフォルムが印象的なモデルです。

腕時計というよりブレスレットウォッチとしての性質が強く、ジュエリー感覚で着用できる点が多くの女性から支持されています。

2023年にフルモデルチェンジが行われ、リューズがケースに埋め込まれるなど、よりモダンでスポーティーな印象に進化しました。

2025年9月1日には、イエローゴールドとダイヤモンドを組み合わせた日本限定モデルが発売されました。ビジネスシーンからパーティーまで幅広く活躍する、実用性とエレガンスを兼ね備えたモデルです。

タンク マスト

2021年に登場したタンク マストは、1970年代に人気を博した「マストタンク」の名を受け継ぎ、現代的な解釈を加えたモデルです。

ケース形状はタンク ルイ カルティエに近い丸みを帯びたデザインで、リューズにはスピネルが採用されています。

クォーツモデルに加え、文字盤から光を取り込む「ソーラービート」搭載モデルも展開されており、実用性も重視されています。非動物性素材のストラップなど、サステナビリティを意識した仕様も特徴の一つです。

比較的手に取りやすい価格帯のため、初めてカルティエを購入する方にもおすすめしやすいモデルとなっています。

タンク アングレーズ

2012年に発表されたタンク アングレーズは、リューズをケースのブランカード内に埋め込んだ独創的なデザインが特徴です。

「アングレーズ」はフランス語で「イギリスの」を意味し、英国紳士の控えめなエレガンスを表現しています。

2019年頃に生産終了となったため、製造期間が比較的短く流通量が限られています。廃盤後に希少性が高まり、かつては50万円前後で取引されていた個体が、現在では100万円を超えるケースも見られます。

他のタンクとは一線を画す個性的なデザインを求める方や、希少モデルをお探しの方におすすめです。

タンク アメリカン

1988年に発表されたタンク アメリカンは、縦長で湾曲したケースが手首に美しくフィットするエレガントなモデルです。

タンク サントレをベースに防水ケースとして再設計され、実用性が向上しました。2023年にはよりシャープで薄型に進化し、新たに「ミニ」サイズも登場しています。

ミニサイズはジュエリー感覚で着用でき、女性からの人気が特に高くなっています。

縦長のフォルムは腕をすっきりと見せる効果があり、ドレスアップしたフォーマルシーンにもぴったりのデザインです。クラシカルでありながらモダンな雰囲気を持つ、幅広い世代に愛されるモデルとなっています。

タンク サントレ

1921年に発表されたタンク サントレは、非常に細長く大きく湾曲したケースが特徴的な希少モデルです。

「サントレ」はフランス語で「曲がった」を意味し、その名の通り手首のカーブに沿う独特のフォルムを持っています。

レギュラー生産が少なく、限定モデルや「カルティエ プリヴェ」コレクションとして登場することが多いのが特徴です。

アールデコ様式の美しさを最も強く感じられるモデルの一つとして、愛好家から高い評価を受けています。コレクターズアイテムとしての価値が高く、中古市場でも入手困難な状態が続いています。

タンク ソロ

2004年から2021年まで製造されていたタンク ソロは、フラットな表面が特徴のモダンなデザインが魅力です。

ステンレスモデルを展開することで価格を抑え、タンクシリーズへの入門モデルとして幅広い層から支持を集めました。

リューズには丸みを帯びたカボションが採用されており、タンク マストとの違いの一つとなっています。廃盤後は「このフラットなデザインが良い」という声が高まり、中古相場が急騰しています。

定価を超えるプレミア価格が付くケースも珍しくなく、シャープで現代的なデザインを好む方から注目されています。

タンク シノワーズ

1922年に発表されたタンク シノワーズは、中国の寺院建築の梁（はり）をモチーフにした、スクエアに近い独特のフォルムを持つモデルです。

「シノワーズ」はフランス語で「中国風の」を意味し、横枠が縦枠の上に重なる東洋的なデザインが特徴となっています。

「カルティエ プリヴェ」などで限定復刻される希少モデルで、発売されると即完売になることも少なくありません。

2022年の新作も瞬く間に完売となり、その人気の高さを証明しました。東洋的な美意識を感じさせる唯一無二のデザインは、他のタンクとは異なる魅力を放っています。

タンク MC

2013年に登場したタンク MCは、「MC」がManufacture Cartierの略であることが示す通り、自社製ムーブメントを搭載したメンズ向けモデルです。

大型のスクエアケースに自動巻きムーブメント（Cal.1904-MC）を搭載し、本格的な機械式時計としての魅力を備えています。

裏蓋がシースルーバックになっており、美しいムーブメントを鑑賞できるのが最大の特徴です。

2021年頃に生産終了となりましたが、手頃な価格で本格的な機械式タンクを楽しめることから、中古市場では男性を中心に高い需要を集めています。

カルティエのタンクを購入するのにおすすめの方法は？

カルティエのタンクを購入する際は、信頼できる専門店を選ぶことが重要です。

タンクは人気が高いため、残念ながら偽物も出回っています。

フリマアプリやオークションサイトでは、「写真では本物に見えたが届いたら偽物だった」というトラブルも報告されています。特に高額な時計の購入では、真贋チェックを徹底している専門店を利用することをおすすめします。

ギャラリーレアでは厳格な真贋チェックを実施し、安心してお買い物いただける環境を整えています。

正規店では手に入らない廃盤モデルの「タンク ソロ」や「タンク MC」「タンク アングレーズ」なども、中古専門店であれば出会える可能性があります。

状態の良い中古品を多数取り揃えておりますので、憧れのタンクをお探しの方はぜひギャラリーレアのECサイトをご覧ください。

カルティエのタンクを愛用している有名人

カルティエのタンクは、世界中のセレブリティや著名人に愛用されています。

ここでは、タンクを象徴する3人の愛用者をご紹介します。

ダイアナ妃

英国王室のプリンセスとして世界中から愛されたダイアナ妃は、タンク フランセーズを愛用していました。

特にイエローゴールドのタンク ルイ カルティエは、彼女のトレードマークの一つとなっていました。

離婚後も変わらずタンクを身に着け続けた姿は、自立した女性の象徴として多くの人々の記憶に残っています。そのタンクは息子のヘンリー王子を経て、現在はメーガン妃に受け継がれているとされています。

ダイアナ妃の気品あふれるスタイルとタンクの組み合わせは、今なお多くの女性の憧れとなっています。

ミシェル・オバマ

アメリカ合衆国の元ファーストレディであるミシェル・オバマ氏は、タンク フランセーズのステンレスモデルを愛用しています。

2009年の公式肖像写真でタンク フランセーズを着用したことで、大きな話題となりました。

華美すぎず知的で信頼感のあるステンレスモデルを選んだことは、働く女性のロールモデルとしての彼女の姿勢を表しています。

実用性とエレガンスを兼ね備えたタンク フランセーズは、キャリアウーマンにふさわしい選択として注目を集めました。

米倉涼子さん

日本を代表する女優の米倉涼子さんは、カルティエのタンクをはじめとする時計を数多く愛用しています。

人気ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』では、シーズンごとにさまざまなカルティエを着用し、視聴者の注目を集めました。

「私、失敗しないので」というプロフェッショナルな役柄と、タンクのシャープで洗練されたイメージが見事にマッチしていました。

米倉涼子さんの着用により、日本国内でのタンク人気がさらに高まったといわれています。凛とした女性像を体現するタンクは、現代の働く女性にも支持されています。

カルティエのタンクの種類についてまとめ

カルティエのタンクは、1917年の誕生から100年以上にわたり、時代を超えて愛され続けている腕時計の名作です。

戦車から着想を得た革新的なデザインは、アールデコ様式の先駆けとなり、「タンキスト」と呼ばれる熱狂的なファンを生み出しました。

タンク ルイ カルティエ、タンク フランセーズ、タンク マストなどの現行モデルから、タンク ソロやタンク MCなどの廃盤モデルまで、それぞれが独自の魅力を持っています。

特に廃盤モデルは正規店では手に入らないため、中古市場での希少性が高まっています。

ダイアナ妃やミシェル・オバマ氏、米倉涼子さんなど、世界中の著名人に愛用されていることからも、タンクの普遍的な魅力がうかがえます。

カルティエのタンクをお探しの方は、ぜひギャラリーレアのECサイトをご覧ください。状態の良い中古品を多数取り揃えており、憧れのタンクをお得に手に入れるチャンスがあります。