カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介! - 中古・新品ブランド販売ギャラリーレア公式通販

カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介!

カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介!

カルティエのピンクゴールドジュエリーを愛用していると、気になるのが変色の問題ではないでしょうか。

大切に使っているのに、いつの間にかくすんでしまったり、赤黒く変色してしまったりすると、とても残念な気持ちになりますよね。

そこで今回は、カルティエのピンクゴールドが変色する原因と、正しいお手入れ方法をご紹介します。

やってはいけないNGケアや正規店での修理についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を監修した鑑定士
清水 花梨
青山表参道店 店長清水 花梨

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。

ピンクゴールドはどんな金属?特徴を解説

カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介!

ピンクゴールドは、その華やかな色合いから多くの方に愛されている貴金属です。

カルティエをはじめとするハイブランドのジュエリーでも広く採用されており、特に女性から高い人気を集めています。

カルティエの18金(K18)ピンクゴールドは、金75%に対して、残りの25%に銅を主体とした合金を配合して作られています。この銅の配合比率が高いほど、美しいピンク色が強く出るのが特徴です。

純金は非常に柔らかく、ジュエリーとして使用するには強度が不足しています。そのため、銅や銀、パラジウムなどを混ぜ合わせることで、硬度を高めて実用的なジュエリーに仕上げているのです。

しかし、この銅という金属には酸化しやすい性質があります。

金自体は安定した金属ですが、割金として配合された銅が空気中の酸素や水分、硫黄分と反応することで、変色が起こってしまいます。つまり、ピンクゴールドの変色は素材の特性上、避けられない自然現象といえるでしょう。

カルティエのピンクゴールドの変色が起こる原因を4つ解説

カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介!

ピンクゴールドの変色には、日常生活のさまざまな要因が関係しています。

原因を正しく理解することで、適切な予防策を講じることができます。

原因1:汗・皮脂によるもの

日常的にジュエリーを身につけていると、どうしても汗や皮脂が付着してしまいます。

汗に含まれる酸性成分や塩分は、ピンクゴールドに配合されている銅と化学反応を起こしやすい物質です。この反応によって酸化が進み、表面がくすんだり赤黒く変色したりする原因となります。

特に夏場の暑い時期や、運動をした後などは汗をかきやすいため、変色のリスクが高まります。

リングの内側やネックレスのチェーン部分など、肌に密着する箇所は特に影響を受けやすい傾向にあります。また、皮脂や化粧品の油分も同様に変色を促進させる要因となるため、注意が必要です。

原因2:小さな傷の蓄積によるもの

毎日のように身につけるジュエリーには、目に見えないほどの微細な傷が少しずつ蓄積されていきます。

これらの小さな傷が無数に入ると、光が乱反射して本来の輝きが失われてしまいます。

結果として、全体的に黒ずんで見えるようになるのです。さらに、傷の凹凸部分には汚れが溜まりやすくなります。

この汚れが酸化を加速させる原因となり、変色がより目立つようになってしまいます。

日常的な使用による傷は完全に防ぐことは難しいですが、丁寧な取り扱いを心がけることで蓄積を最小限に抑えることは可能です。

原因3:長年の使用による素材の変化

ピンクゴールドに配合されている銅は、空気中の酸素と触れ続けることで徐々に酸化被膜を形成していきます。

この現象はエイジングとも呼ばれ、色味が少しずつ濃くなっていく原因となります。

具体的には、赤みや茶色味が増していくような変化が見られることがあります。ヴィンテージジュエリーの世界では、この経年変化を「味」として楽しむ方もいらっしゃいます。

しかし、新品のような輝きを求める方にとっては、気になる変色として捉えられることが多いでしょう。

長年愛用しているカルティエのジュエリーであれば、この素材の変化は自然な現象といえます。

原因4:湯気や硫黄成分によるもの

温泉や入浴剤に含まれる硫黄成分は、ピンクゴールドの変色を引き起こす大きな要因の一つです。

硫黄は、割金として配合されている銀や銅と反応して硫化物を生成します。

この硫化反応による変色は、酸化による赤茶色の変色とは異なり、はっきりとした黒ずみとして現れることが特徴です。温泉地への旅行時はもちろん、硫黄成分を含む入浴剤を使用する際にも注意が必要です。

また、空気中にも微量の硫黄分が含まれているため、長期間放置しているだけでも徐々に硫化が進むことがあります。

入浴時にはジュエリーを外す習慣をつけることで、この種の変色を効果的に予防できます。

カルティエのピンクゴールドが変色した時にやってはいけないケア方法

カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介!

変色したピンクゴールドを見ると、すぐに何とかしたいと思うものです。

しかし、間違ったケア方法を試すと、取り返しのつかないダメージを与えてしまう可能性があります。

まず、絶対に避けていただきたいのがシルバークリーナー(液体の銀磨き)の使用です。シルバークリーナーは銀製品用に作られたもので、主成分には酸性の化学物質が含まれています。

ピンクゴールドをこの液体に浸けると、配合されている銅が腐食したり溶解したりするリスクがあります。

表面が荒れて白っぽくなったり、かえって変色がひどくなったりする場合もあるため、決して使用しないでください。

次に注意が必要なのが、研磨剤入りの歯磨き粉です。歯磨き粉に含まれる研磨剤は粒子が粗く、18金の繊細な表面に無数の傷をつけてしまいます。

一度傷がついた表面は輝きが失われ、その傷に汚れが入り込みやすくなる悪循環を招きます。

また、塩や酢、漂白剤などの使用も厳禁です。これらの酸性や塩素系の物質は、割金を腐食させたり、金属の組織をもろくさせたりする原因となります。

インターネット上には様々なお手入れ方法が紹介されていますが、ピンクゴールドには適さない方法も多く含まれているため、十分な注意が必要です。

カルティエのピンクゴールドの変色を防ぐためのお手入れ方法をご紹介

カルティエのピンクゴールドの変色は戻せる?原因と対策をご紹介!

日々のちょっとした心がけで、ピンクゴールドの美しい輝きを長く保つことができます。

ここでは、自宅で実践できる効果的なお手入れ方法を3つご紹介します。

使用後に柔らかい布で拭く

最もシンプルで効果的なお手入れ方法は、着用後に柔らかい布でジュエリーを拭くことです。

セーム革やメガネ拭きのような、繊維が細かく柔らかい素材を使用してください。ジュエリーに付着した汗や皮脂、化粧品などを優しく拭き取ることで、酸化の原因物質を長時間留めないようにします。

この習慣を毎日続けることが、変色を防ぐための最も効果的な予防策となります。

拭く際は、強くこすらず優しく表面をなでるように行いましょう。力を入れすぎると、かえって細かな傷の原因になってしまうことがあります。

特にチェーン部分や装飾の細かい箇所は、丁寧に汚れを取り除くよう心がけてください。

入浴・家事やスポーツ前には外しておく

変色を防ぐうえで重要なのが、リスクの高い場面ではジュエリーを外しておくことです。

入浴時は、シャンプーや石鹸カスがジュエリーに付着しやすくなります。温泉や硫黄成分を含む入浴剤を使用する場合は、特に注意が必要です。

家事をする際は、洗剤や漂白剤に含まれる塩素がピンクゴールドにダメージを与える可能性があります。

食器洗いや掃除の前には、必ずジュエリーを外す習慣をつけましょう。

スポーツや運動時も、大量の汗によって酸化が促進されやすい状況といえます。ジムでのトレーニングやジョギングなどの際は、事前に外しておくことをおすすめします。

専用ケースで個別に保管する

ジュエリーの保管方法も、変色を防ぐうえで非常に重要なポイントです。

空気に触れる時間を減らすことで、酸化の進行を遅らせることができます。

おすすめの方法は、ジッパー付きの小袋にジュエリーを入れてから、ジュエリーボックスにしまうことです。この二重の保管により、空気との接触を最小限に抑えられます。

また、他のジュエリーと一緒に保管すると、互いに傷つけ合ってしまうリスクがあります。

特にダイヤモンドなど硬度の高い宝石がセッティングされたジュエリーとは、必ず別々に保管してください。購入時に付属していた専用ケースや袋があれば、それを活用するのが最も安心です。

カルティエのピンクゴールドが変色した時はカルティエ正規店へ

サービス名 内容 費用目安 期間目安
艶出し 洗浄・軽い磨き 無料 即日〜数日
ポリッシング 研磨・鏡面仕上げ 約20,680円〜 2〜3週間
サイズ直し サイズ調整・磨き 初回無料(2回目以降は37,180円) 2〜3週間

自宅でのお手入れでは落としきれない変色がある場合は、カルティエの正規店に相談することをおすすめします。

正規店では、軽い汚れ落としとバフ掛けを行う「艶出し」サービスを提供しています。

このサービスは無料で、即日対応が可能な場合もあります。ただし、深い変色や傷に対しては、ポリッシング(研磨)サービスが必要になることがあります。

ポリッシングでは、ジュエリーの表面を薄く削って鏡面仕上げを施すことで、新品のような輝きを取り戻すことができます。

費用の目安は約20,680円からで、期間は通常2〜3週間程度かかります。

ただし、ポリッシングは地金を削る作業のため、回数には制限があることを覚えておきましょう。

なお、モデルによって料金は異なり、部品交換が必要な場合は別途費用が発生します。正規店での修理を検討される際は、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

カルティエのピンクゴールドの変色についてまとめ

まとめ

  • ピンクゴールドは性質上使い方や環境で色味が変化して見えることがある
  • 変色の原因は「汗・皮脂」「小傷」「経年による変化」「蒸気や硫黄成分」などが中心
  • 目立つ変色は正規店での対応(点検・修理)を選ぶのが安心

今回は、カルティエのピンクゴールドが変色する原因と、正しいお手入れ方法についてご紹介しました。

ピンクゴールドの変色は、配合されている銅の酸化が主な原因であり、素材の特性上避けられない自然現象といえます。

しかし、日々の「拭き取り」と「密閉保管」を習慣にすることで、美しい輝きを長く保つことは十分に可能です。シルバークリーナーや研磨剤入り歯磨き粉などのNGケアは、かえってダメージを与えてしまうため、絶対に避けてください。

どうしても変色が気になる場合は、カルティエ正規店でのポリッシングサービスを利用するか、新しいジュエリーへの買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。

当店ギャラリーレアでは、カルティエのピンクゴールドジュエリーを豊富に取り揃えております。

状態の良い中古品であれば、定価よりもお得に憧れのカルティエを手に入れることができます。ぜひギャラリーレアのオンラインショップをご覧ください。