ロレックスは、1905年に創業したスイスの高級時計メーカーです。
機能性・デザイン性・品質の高さが評判で、創業から100年経過した現在も世界中から愛され続けています。
古いモデルは「アンティーク」に分類され、ロレックスのコレクターや愛好家から人気を集めているようです。
この記事を読んでいる方のなかには、「アンティークのロレックスはなぜ現行モデルより安いの?」と感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アンティークのロレックスが安い理由を解説します。取り扱いの注意点や人気のモデルも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
アンティークのロレックスとは?どんな時計?

ロレックス シードゥエラー 1665 62番 ROLEX 腕時計
100年以上の歴史があるロレックスでは、今までいろんな種類の時計を発表してきました。そのなかでも、「アンティーク」と言われるロレックスとはどのようなものなのでしょうか?
ここではアンティークのロレックスの特徴や、ヴィンテージとの違いを解説します。
ロレックスのアンティークモデルについて
ロレックスのアンティークモデルとは、昔に製造されたロレックスの時計のことです。
一般的に骨董業界では製造から100年以上経過したものを「アンティーク」と呼びますが、時計はそもそも100年程度しか歴史がないため、製造から50年以上経過したらアンティークに分類されます。
そのため「ロレックスのアンティークモデル」と言われる時計は、1980年代後半より前に作られたものを差します。
ロレックスの場合、アンティークモデルかどうかは「リファレンスナンバー」という型番のようなものである程度判別することが可能です。
ロレックスでは、製造年が新しくなるほどリファレンスナンバーの桁数が大きくなります。
リファレンスナンバーが4桁であれば、ロレックスのアンティークモデルと言えるでしょう。一部、リファレンスナンバーが5桁のものもあります。
リファレンスナンバーはケースの12時の位置や、保証書などで確認できます。
アンティークのロレックスとヴィンテージの違いはある?
アンティークのほかに、「ヴィンテージ」と呼ばれるロレックスもあります。
アンティークもヴィンテージも、「古い」「希少価値がある」などの項目が共通しており、明確な線引きがされていないのが現状です。
ヴィンテージのロレックスにもはっきりとした定義がなく、お店によって解釈が異なる場面がよく見られます。
しいて違いを挙げるなら、時計業界では製造から50年以上経過したものをアンティーク、製造から20~30年以上経過したものをヴィンテージと区別する場合があるくらいです。
アンティークロレックスとヴィンテージロレックスは、どちらもレトロな外観や重厚なデザインが美しく、今もなお世界中の人を引き付ける時計です。
お店で見かけたら、ぜひじっくり眺めてみてください。
アンティークのロレックスが安いのはなぜ?理由を5つ解説

ロレックス エクスプローラー2 N番 16570 ROLEX 腕時計 白文字盤
アンティークのロレックスには、新作のロレックスよりもお手頃な値段で購入できるものがたくさんあります。ここでは、アンティークのロレックスが安い理由を5つ解説します。
現行モデルに比べて人気が低い傾向にある
アンティークのロレックスが安い理由の1つ目は、現行モデルと比べて人気が低い傾向にあるからです。
ロレックスは現行モデルの人気がとても高く、需要が供給を大きく上回っている状況です。「人気が集まっている」「なかなか入手できない」といったことが付加価値となり、現行モデルの人気はさらに高まっています。
一方アンティークのロレックスはあまり広告で目にする機会がなく、知名度や探している人は現行モデルよりも少ないのが現状です。
需要が少ないぶん価格も低下し、アンティークのロレックスは安く購入できるようになっていると考えられます。
ただし希少価値があるモデルや、芸能人・インフルエンサー等が身に付けたモデルは、アンティークでも現行モデルと同等かそれ以上の価格で取引されることもあります。
アンティークのロレックスで欲しいモデルがあるときは、早めに入手しておくのがおすすめです。
当時の定価が安かったため価格が抑えられている
ロレックスと聞くと、欲しくてもなかなか手に入らない高級ブランドのイメージがあるでしょう。
しかしアンティークのロレックスが新品として発売されていた時代は、現行モデルほど高額ではなく、もう少し気軽に買える価格帯でした。
ロレックスが高級品として知られるようになった背景には、2017年以降スイス製の高級腕時計の価格が高騰したことがあります。
また物価上昇の影響により、ロレックスに限らず多くのブランドで値上げラッシュが続いているのも、高級化が進んだ理由と考えられるでしょう。
アンティークのロレックスはそもそもの価格が現行モデルより安かったのに加え、製造から長い時間が経過したぶん価格も下がるため、現在では安く入手することができます。
経年劣化によるコンディションの問題
アンティークのロレックスは製造から50年以上経過しているものが多く、現行モデルと比べると劣化している箇所がよく見られるのも、安く入手できる理由です。
ロレックスは耐久性の高さに定評がありますが、やはり製造から時間が経つと劣化してしまいます。
現行モデルに用いられている技術や素材と比べるとアンティークには未発達なところもあり、風防にプラスチックが使われているモデルもあります。
劣化しているのに加え、現行モデルと比較すると壊れやすい技術・素材が使用されており、経年劣化が起こりやすい状態のため、安く購入できると考えられるでしょう。
また、ほとんどのアンティークロレックスは中古品のため、前の持ち主が付けた傷が残っていたり、保証書がなくなったりしているのも、価値が低下している要因です。
交換用パーツが入手困難だから
アンティークのロレックスは経年劣化の影響で、正常に作動させるにはパーツを交換しなければならないことがあります。
ロレックスでは廃盤になったモデルも、原則25年間は交換用パーツを保管することになっています。
しかしアンティークのロレックスは製造から50年以上経過したものが多く、純正の交換用パーツを入手するのは困難です。
購入後に交換用パーツを入手する手間が発生する可能性があるため、販売価格を安く設定していることも。
交換用パーツが見つからず、思うように使えなくなるリスクがあることも加味して、アンティークのロレックスには安い値段が付けられていると考えられます。
維持に手間やコストがかかる
アンティークのロレックスは50年以上前に作られたものが多いため、現行モデルと比べると耐久性が劣ることがあります。
既に傷んでいるところがあったり、購入後に壊れたりする可能性があり、維持に手間やコストがかかるのが現実です。
安定して使えるようにするには、定期的にメンテナンスに出したり、状態に応じてパーツを交換したりする必要があります。
アンティークのロレックスを使い続けるためには、購入した後も修理のためにお金と時間をかけることになります。
維持費がかかることを加味して、販売するときは価格を抑えているのも、アンティークのロレックスを安く購入できる理由のひとつです。
アンティークのロレックスを選ぶメリットは?

安く購入できる以外にも、アンティークのロレックスにはたくさんの魅力があります。ここでは、アンティークのロレックスを選ぶメリットを3つ紹介します。
希少価値が高くコレクション性がある
ロレックスは大量生産をしているわけではないため、現行モデルもアンティークもとても貴重な存在です。
特にアンティークは製造から何十年も経過したものがほとんどなので、使える状態の時計はより珍しく、希少価値も高まるでしょう。
また、ロレックスが販売している時計のなかには、数十年にわたって根強い人気を誇るシリーズもあります。
たとえばGMTマスターは1955年、デイトナは1961年に登場し、バージョンアップしながら現在まで販売が続けられています。
コレクターにとってアンティークのロレックスは、人気シリーズの起源に近い存在であるため、「手元に置いておきたい!」を感じる人もいるでしょう。
希少性やコレクション性が高く、所有しておくだけで価値があるのがアンティークのロレックスを選ぶメリットです。
現行モデルにはない独特のデザイン
現行モデルにはない独特のデザインが用いられているのも、アンティークのロレックスを選ぶメリットです。
ロレックスの腕時計のなかには、その時代にのみ使われ、現在では珍しいデザインのものがたくさんあります。
たとえばデイトナでは1963年から1988年にかけてポール・ニューマンダイヤルが作られ、特に1960年〜1970年代にかけて製造されたもののダイヤルのデザインは珍しいとされています。
また、1953年に登場したエクスプローラーはマイナーチェンジを続けており、針の形や文字盤のデザインなど、現行モデルとは異なるポイントが随所に見られます。
現行モデルにはない独特のデザインがアクセントになり、他の人との差別化をしたり、ファッションアイテムとしておしゃれに見せたりできるのがアンティークのロレックスの魅力です。
人と被りにくい一点物としての魅力
アンティークのロレックスを選ぶメリットとして、他の人と被りにくいことも挙げられます。
ロレックスの腕時計は生産量が限られていますが、現行モデルだと人気の高さゆえに他の人と被ることがあります。
一方でアンティークのロレックスはそもそもの流通量が少ないため、被りにくくなっています。
加えて、同じモデルでも経年変化によって異なる風合いが出てくるのもアンティークのロレックスの魅力です。
たとえばベルトが革でできているものだと、時間が経つにつれて色や質感の変化を楽しめます。
文字盤も経年変化で変色することがあり、セピア色に変わったものは「トロピカルダイヤル」と呼ばれ、ファンの間では特に珍しい状態のものとして注目されています。
腕時計に使われている素材や技術も現行モデルとは異なるところがあるため、自分だけのオリジナリティを感じられる腕時計を探している方に、アンティークのロレックスはおすすめです。
アンティークのロレックスにデメリットはある?

希少性の高さや独特のデザインなど、アンティークのロレックスにはさまざまなメリットがあります。
しかし何十年も前に作られたため、メンテナンスの手間が発生したり、偽物を買ってしまうことも。
ここでは、アンティークのロレックスを選ぶデメリットを3つ紹介します。
メンテナンス費用が高くつく場合がある
アンティークのロレックスを購入した後は、メンテナンス費用が高くなる場合があります。
アンティークのロレックスは、使われているパーツも技術も現行モデルとは異なる部分がたくさんあるため、メンテナンスできる環境が限られています。
メンテナンスするのが難しい状況であるからこそ、費用が高くなる可能性があるのです。
また、アンティークのロレックスは製造されてから時間が経過しているため、現行モデルと比べると故障のリスクがあります。
安定して使い続けるには、定期的にメンテナンスすることが求められます。
定期的なメンテナンス以外に、時計が遅れて進んだり、巻き上げがスムーズにできなかったりと突発的なトラブルが発生すると、その都度修理に出さなければなりません。
購入後の維持費がかかりやすいのが、アンティークのロレックスのデメリットです。
偽物や改造品が多く出回っている
偽物や改造品が多く出回っているのも、アンティークのロレックスのデメリットとして挙げられます。
ロレックスは昔から人気の腕時計ブランドですから、アンティーク品も発売された当時から偽物が作られています。
発売から何十年も経過しているぶん、アンティークのロレックスの偽物がたくさん作られている可能性があるでしょう。
また、改造されている場合があるのもアンティークのロレックスの難点です。
生産から時間が経過しているため、メンテナンスのついでに一部を改造したり、過去の持ち主が自分好みにカスタマイズしたりしているケースがあるのです。
見た目はロレックスでも中身が異なるため、資産性も欠けてしまいます。
本物のアンティークのロレックスを見つけるには、信頼できる販売店で購入することが大切です。
資産価値の安定性に欠けることもある
アンティークのロレックスを資産として持つことを考えている場合は、資産の安定性に欠ける場合があることも留意しておきましょう。
アンティークのロレックスは製造から時間が経過しているため、現行モデルでは壊れない場面でも動かなくなる可能性があります。
メンテナンスしようとしても純正品のパーツが入手できず、社外品や互換品で代用することになることも。
動かなくなったりロレックスの純正パーツで構成されなくなったりすると、資産価値が大幅に下落する場合があります。
また、アンティークのロレックスの価格は市場の動向に大きく左右されます。
有名な芸能人やインフルエンサーが身に付ければ急激に価格が上昇し、流行が終わると価格が下落するでしょう。
限定モデルのような希少性のある時計でない限り、資産価値はその時々の状況に左右されるのもアンティークのロレックスのデメリットです。
アンティークのロレックスで人気のモデル5選
ロレックスは1905年に設立してから、さまざまなモデルの時計を発売してきました。ここでは数あるロレックスの時計のなかから、アンティークの人気モデルを5つ紹介します。
1.サブマリーナー 5513

ロレックス シードゥエラー M番 16600 ROLEX 腕時計
参考価格:1,627,400円
サブマリーナーは、ロレックスで1953年に登場した腕時計のシリーズです。
水深100mまで対応できる防水機能を搭載しており、ロレックス初のダイバーズウォッチとされています。
サブマリーナー 5513は1963年頃〜1990年頃まで製造されていた第四世代のサブマリーナー。30年近く製造されており、ロレックスのなかでも異例のロングセラーモデルです。
長く作られているぶん、時代によって少しずつデザインが異なります。
たとえば文字盤のインデックス(時や分を示す目盛り)に注目すると、前期に作られたサブマリーナー 5513にはフチがないのに対し、後期のモデルはフチが付いています。
画像のサブマリーナー 5513はフチが付いていないため、前期のものと言えるでしょう。
レアモデルも生産されており、ミラーダイヤル文字盤を用いている「サブマリーナー 5513 ミラーダイヤル」や、ドットのインデックスが大きいのが印象的な「サブマリーナー 5513 マキシダイヤル」が珍しいモデルとして知られています。
2.デイトナ 6265

参考価格:7,803,000円
デイトナは、1963年に登場したロレックスの腕時計シリーズです。
ストップウォッチ機能を搭載しており、文字盤に3つの丸い積算計があしらわれたデザインが特徴です。
デイトナ 6265は1971年に登場し、デイトナ第三世代のモデルとされています。
ゼンマイを手で巻き上げて時計を動かす「手巻き」のデイトナとしては最後のモデルで、デイトナシリーズのなかでも高い人気を誇ります。
前モデルのデイトナ 6262と比べると、防水性能が上昇しました。
色や素材の種類が豊富なので、自分好みのデザインの時計を探すのを楽しむことができます。
レアモデルとしては、ハリウッド俳優のポール・ニューマンが使用していた「ポールニューマンダイヤル(別名:エキゾチックダイヤル)」が挙げられます。
3.エクスプローラーⅡ 1655

参考価格:2,966,400円
エクスプローラーは、1953年に登場したロレックスの腕時計シリーズです。
厳しい環境で活動する探検家のために作られたモデルで、視認性に優れたシンプルなデザインと、耐久性の高さが特徴です。
エクスプローラーⅡは、1971年に発表されました。
オレンジの針と24時間表記に対応した目盛りが印象的で、昼夜を区別しやすくなっています。
エクスプローラーⅡのなかでも「1655」という数字が充てられているモデルは、エクスプローラーⅡの初代モデルです。
1971年~1983年にかけて製造され、洞窟探検に対応できる視認性の高さが強みです。
針の根元が黒く塗られており、暗い場所では白やオレンジの部分だけが浮かび上がって見えることから、海外では「ゴーストハンド」とも呼ばれています。
4.デイトジャスト 1601

ロレックス デイトジャスト 126333 ROLEX 腕時計
参考価格:765,000円
デイトジャストは、1945年に登場したロレックスの腕時計シリーズです。
「ロレックスの王道モデル」とも言われており、宝飾品のような華やかなデザインが特徴です。
日付表示機能・防水機能・自動巻きの3つの要素を兼ね備え、現在の腕時計に通じる性能があります。
デイトジャスト 1601は、1960年代〜1970年代後半まで製造されていたモデルです。
デイトジャストシリーズのシンボル的存在で、36mmと標準的なサイズ感のケースが用いられています。ロレックス初となる秒針停止機能(ハック機能)を搭載しました。
文字盤の外周には波打つようなギザギザの装飾を施した「フルーテッドベゼル」を採用しており、華やかな印象を与えます。
上質感のある輝きは製造から時間が経過しても損なわれず、アンティークになっても人気を集めているモデルです。
5.GMTマスター 16750

ロレックス GMTマスター2 126710BLRO ROLEX 腕時計
参考価格:1,112,400円
GMTマスターは、1955年に登場したロレックスの腕時計シリーズです。
かつてアメリカに存在した航空会社「パンアメリカン航空」から「大陸間飛行のため、2都市の時間が分かる時計が欲しい」という依頼を受けて開発されました。
2つの都市(国)の時刻を示すGMT機能を搭載していることと、赤青の2色に色付けされたベゼルを使用したデザインが特徴です。
GMTマスター 16750は、1981年に発売された3代目のGMTマスターです。
従来モデルと比べると防水機能が50mから100mに進化して、日付の早送り機能が搭載されました。
実用性の高さとレトロな雰囲気が魅力で、アンティークのロレックスのなかでも人気があります。
製造された時期によってインデックスのデザインが少し異なり、登場したばかりの頃のものはフチがなく、新しいものにはフチが付いています。
アンティークのロレックスを購入するのにおすすめのお店は?

ロレックス シードゥエラー 1665 62番 ROLEX 腕時計
ロレックスは、正規店以外にも中古専門店やフリマアプリなど、さまざまな場所で販売されています。
しかしアンティークのロレックスに限って言うなら、中古専門店で購入するのがおすすめです。
アンティークのロレックスは製造から50年以上経過したものが多く、正規店には置いていない場合がほとんどです。
また多くのアンティークのロレックスは、過去に誰かが購入しているため、中古専門店を中心に流通していると考えられます。
中古専門店で販売されているものは使用感がありますが、「美品」に分類されているものは比較的きれいな状態で保管されています。
お店によっては偽物を販売するところもあるため、保証書も一緒に販売していたり、口コミが良かったりする、信頼できる中古専門店を利用することが大切です。
ちなみにブランド品専門の買取店であるギャラリーレアでも、アンティークのロレックスを販売しています。
入荷状況に合わせて情報を更新しているので、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
アンティークのロレックスは取り扱いに注意が必要

アンティークのロレックスは製造から何年もの時間が経過しているため、取り扱いには注意が必要です。
ここでは、アンティークのロレックスを購入するときに注意するポイントを3つ解説します。
水や湿気を避ける
アンティークのロレックスは、水や湿気を避けるように注意しながら扱いましょう。
アンティークのロレックスはそもそも防水機能が搭載されていなかったり、搭載されていたとしても経年劣化で失われていたりするものがほとんどです。
水や湿気が時計の内部に侵入すると故障の原因になるため、海や川といった水辺や、雨の日の外出では身に付けないよう気を付けてください。
生活防水機能を搭載していない時計もあるので、お風呂掃除や皿洗い、ガーデニングなどをするときも使用を避けることをおすすめします。
また、汗が原因で故障する場合もあるので、汗をかきやすい夏や、運動をするときはアンティークのロレックスを使わないようにしましょう。
保管するときも高温多湿を避け、涼しいところに置いておくことが大切です。
経年劣化により慎重に扱う
アンティークのロレックスは経年劣化の影響で壊れやすくなっているため、慎重に扱いましょう。
発売当時の技術では、現行モデルのような衝撃に強い素材や構造を取り入れることができておらず、そもそも壊れやすい状態のものは少なくありません。
スポーツをするときは身に付けないようにして、保管するときも落下する可能性がある場所には置かないようにしましょう。
アンティークのロレックスは現行モデルとパーツや構造が異なる部分が多くあるため、修理しようとしても時間やお金がかかったり、修理できず針の動きが止まったりする可能性があります。
修理できたとしても、パーツを交換すると資産価値が下がってしまいます。
アンティークのロレックスを購入したら、貴重な宝石に触れるような感覚で大切に扱いましょう。
定期的なオーバーホールが必要
アンティークのロレックスを購入したら、定期的なオーバーホールが必要です。
オーバーホールとは、時計内部のパーツの洗浄・注油・交換などを行うこと。時計の針をスムーズに動かすために欠かせないメンテナンスです。
アンティークのロレックスは製造してから時間が経過しており、油が乾きやすくなっていたり、パーツが傷んだりしているため、定期的なオーバーホールは欠かせません。
一般的にオーバーホールの目安は、機械式時計なら3〜5年に1回、クォーツ式時計は5〜7年とされています。
しかしアンティークのロレックスは壊れやすい状態になっているものが多いため、目安の期間よりも短いサイクルでオーバーホールをすることが推奨されます。
経験豊富で保証内容が充実している専門店にオーバーホールを依頼して、アンティークのロレックスを長く使えるようにしましょう。
アンティークのロレックスはなぜ安いのかについてまとめ
まとめ
- アンティークのロレックスは現行モデルより人気が低い傾向にあるから安い
- 当時の定価の安さ・経年劣化・交換用パーツの入手の難しさも安さの理由
- 維持に手間やコストがかかるのも安い理由として挙げられる
- 希少性が高く独特のデザインで作られているのが魅力
- アンティークのロレックスを買うなら中古専門店がおすすめ
アンティークのロレックスが安い理由は、現行モデルより人気が低い傾向にあるからです。
発売当時の定価の安さ、経年劣化、交換用パーツの入手の難しさ、維持コストもアンティークのロレックスが安い理由として挙げられます。
メンテナンスの手間はかかりますが、希少性が高く独自のデザインで作られているのがアンティークのロレックスの魅力です。
もしかすると、アンティークのロレックスのなかに自分好みのモデルがあるかもしれません。
アンティークのロレックスを買うなら、信頼できる中古専門店で購入することをおすすめします。
ブランド品専門の買取店であるギャラリーレアでも、アンティークのロレックスを取り扱っています。アンティークのロレックスの購入を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
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