エルメスのバッグをお持ちの方は「ご自分のバッグのカデナに彫られた数字の意味が分からない」「いつ製造されたものなのかを知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
エルメスのカデナとは、バーキンやケリーなどのバッグに付属している南京錠のことです。カデナはただの付属品ではなく、製造年を表す刻印が彫られています。
この記事では、エルメスのカデナに彫られた刻印の意味や製造年を特定するための読み取り方を分かりやすく解説します。
中古品でバッグ本体とカデナの刻印が一致していない場合の真贋の考え方や、エルメスのアイテムのおすすめの購入先も解説しているため、ぜひ最後まで読んでみてください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
エルメスのカデナには刻印がついているのは本当?

エルメスのカデナには、2006年頃から製造年を特定できる4桁の数字が刻印として刻まれるようになりました。
カデナとは、バーキンやケリーなどのエルメスバッグに付属する南京錠のことです。カデナはバッグの鍵としての機能に加え、チャームのように装飾として楽しまれることもあります。
以前のカデナには、現在のような4桁の数字は刻印されていません。この時代のカデナに刻まれているのは、鍵と対応する3桁の数字のみとなっています。
2006年頃からは、これまでの3桁の数字に加えて製造年を示す4桁の数字が刻印として彫られています。
刻印はエルメスバッグの真贋チェックの判断材料となり、アイテムの価値を示す上で重要なポイントの一つです。
エルメスのカデナの刻印の意味とは?具体的に読み取る方法を解説!

具体的には、1桁目と3桁目は製造月を示しており、2桁目と4桁目は製造年(西暦の下2桁)を示しています。刻印の並びは「月→年」という順番です。
例えば、バーキンのカデナに「0126」と刻印が刻まれている場合、02は2月、16は2016年を意味しています。この場合、2016年2月に製造されたバーキンであると判断できます。
このように、カデナの4桁の刻印を確認することで、バッグがいつ製造されたのかを年月単位で読み取ることが可能です。
エルメスのカデナとバッグなどの商品の刻印がそれぞれ異なるのは偽物?

バーキンやケリーなどのエルメスのバッグ本体には、アルファベット1文字の刻印が刻まれています。このアルファベットは、エルメス独自のルールに基づいて割り当てられており、バッグが製造された年を判別するための目印です。
アルファベットは初期には囲い枠のないものが使用され、その後は丸枠、そして四角枠へと仕様が変化されています。例えば、バッグに四角で囲われたAが記載されていた場合、1997年に製造されたものだと判断できます。
ただし、中古品の場合、本体に刻まれている製造年とカデナが示す製造年が一致していないケースも少なくありません。
製造年の不一致が起きるのは、カデナを紛失したあとに正規品のカデナを別で買い直したり、修理やメンテナンスの過程で付属品が入れ替わったりするケースがあるためです。
そのため、中古品のエルメスバッグを検討する際は、本体とカデナの製造年が一致していない点だけで偽物と判断しないことが大切です。真贋をチェックする際は、縫製の仕上がりや素材の質感、金具の作りなど、バッグ本体の状態もあわせて確認しましょう。
エルメスのアイテムを購入するのにおすすめの方法は?

エルメスのアイテムの購入ルートは複数ありますが、代表的なのは正規店または中古品専門店での購入です。正規店での購入が理想と感じつつも、入手の難しさや予算の問題から中古品を検討する方も多いのではないでしょうか。
ここでは、エルメスのアイテムのおすすめの購入方法とそれぞれの特徴を解説します。
エルメスの正規店で購入する
エルメスのアイテムを購入する方法としてまず挙げられるのが、正規店での購入です。正規店では商品の質が良く、偽物と出会うリスクがないため、安心して買い物できます。
エルメスでは購入者向けのアフターサービスも用意しているため、購入後に金具の不具合やレザーのトラブルが生じた場合でも修理やメンテナンスを依頼できる点は大きなメリットです。
一方で、バーキンやケリーなどの人気モデルは入荷数が限られており、希望のアイテムをすぐに購入できない場合があります。入荷があったとしても、これまで継続的にエルメスのアイテムを購入してきた顧客に案内されるケースがあるともいわれています。
正規店での購入は、真贋やアフターサービスを重視したい方や、時間をかけてでも新品のエルメスに出会いたい方に向いている購入方法です。
信頼できる中古品専門店で購入する
エルメスのアイテムを比較的入手しやすい方法として、中古品専門店での購入があります。
中古市場では、正規店では出会いにくいバーキンやケリーも流通しており、豊富なバリエーションの中からお気に入りのアイテムを探せる点がメリットです。
また、製造年やアイテムのコンディションによっては、正規店での定価よりも価格が抑えられている可能性もあります。既に生産が終了しているモデルや過去の人気カラーを探している方にとっても、中古品専門店は魅力的な選択肢でしょう。
一方で、付属品の有無や使用感、商品の状態は新品よりも劣る場合があります。購入前には、商品の説明や状態を十分に確認し、納得した上で購入に踏み切りましょう。
エルメスのバッグやアクセサリー、小物などの購入を検討している方は、ブランド中古品専門店のギャラリーレアをご利用ください。
当店で取り扱う商品は、入荷時から検品、店頭に並ぶまでの各工程で複数回の真贋確認を実施しており、一定の基準を満たしたもののみを販売しています。
店頭販売はもちろん、ギャラリーレア公式通販サイトでも、商品の状態やサイズ、付属品の有無を写真付きで細かく掲載しております。ぜひお気軽にご利用ください。
エルメスのカデナの刻印についてまとめ
まとめ
- エルメスのカデナには、2006年頃から4桁の刻印が刻まれている
- カデナに刻まれている4桁の数字は、製造月・製造年を示している
- バッグ本体にも製造年を示すアルファベットが刻まれているが、中古品の場合は必ずしもカデナに刻まれている製造年と一致するとは限らない
- ブランドの信頼性や買い物体験を優先するなら正規店、価格重視で早く商品を手に入れたい方は中古品専門店での購入がおすすめ
- エルメスのアイテムを購入するなら「ギャラリーレア」をご利用ください。
エルメスのカデナには、バッグの製造時期を読み取るための刻印が施されています。
2006年頃以降に製造されたカデナには4桁の数字が刻まれており、1桁目・3桁目が製造月、2桁目・4桁目が製造年を示します。この刻印を見ることで、バッグがいつ製造されたのかを月単位で把握できます。
ただし中古品の場合、カデナの紛失や交換、メンテナンスの過程などにより、本体とカデナの製造年が一致しないケースも見られます。
刻印はあくまで確認要素の一つとして捉え、縫製や素材、金具の作りなど、バッグ全体の状態を総合的に確認することが重要です。
ギャラリーレアでは、エルメスのアイテムを豊富に取り扱っております。バーキンやケリー、ピコタンなどのバッグはもちろん、チャームやスカーフ、アクセサリーなども数多く取り扱っております。
信頼できる中古品専門店でエルメスのアイテムを購入したい方は、ぜひギャラリーレアでお気に入りの商品を見つけてみてください。





