シャネルの時計は、メゾンのDNAを色濃く反映した芸術品として世界中で高い評価を得ています。
なかでも創業者ガブリエル・シャネルをモチーフにした「J12 マドモアゼル」は、希少性とデザイン性を兼ね備えた特別な存在です。
「シャネルのマドモアゼルの時計の定価はどれくらいなのか」「モデルごとの価格差はどう違うのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シャネル マドモアゼルの時計の定価をモデル別に解説し、中古市場での相場や賢い購入方法までご紹介します。
バッグや財布と並び、シャネルファンから熱い視線を集める時計コレクションの世界を、ぜひじっくりとご覧ください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
シャネルのマドモアゼルとはどんな時計?

シャネルの「J12 マドモアゼル」は、創業者ガブリエル・シャネルの姿を文字盤に描いた特別な時計コレクションです。
スポーティーな表情からジュエリー感覚で楽しめる華やかなモデルまで、多彩なバリエーションが展開されています。ここでは、その魅力を3つの視点からご紹介します。
ココ・シャネルをモチーフにしたデザイン
腕元にメゾンの哲学を宿す唯一無二の時計として誕生したのが、J12 マドモアゼルです。
文字盤にはガブリエル・シャネルが描かれており、モデルによっては両腕が時針と分針として機能する遊び心あるデザインを採用しています。
ボーダーシャツやセーラーパンツ、メイクアップ、裁縫道具など、シャネルの歴史やDNAを象徴するモチーフが細密に表現されているのが大きな特徴です。
本記事で取り上げる代表的なマドモアゼル J12では、定価・参考価格は約86万円から約306万円が目安となっており、ハイジュエリー寄りの限定モデルにはさらに高額なモデルも存在します。
ホワイトセラミックやブラックセラミック、マットブラックといったカラー展開も用意されています。
サイズは33mmと38mmを中心に展開され、女性の腕元にはもちろん、ユニセックスに楽しめるサイズ感も魅力です。シャネルのバッグや財布と組み合わせれば、ブランドの世界観を統一したコーディネートが完成します。
フォーマルな装いはもちろん、日常のカジュアルスタイルにも上品なアクセントを加えてくれる存在です。時計でありながらアートピースやジュエリーのように楽しめる点が、多くのファンを魅了しています。
スポーティーからジュエリー感覚まで楽しめる時計
幅広い表情を見せてくれるのも、こちらの時計シリーズの大きな魅力です。
J12の代名詞ともいえるハイテクセラミックを採用しており、軽量で傷がつきにくく、日常使いにも適しています。
ベゼルにサファイア、インデックスや文字盤にダイヤモンドをあしらった華やかなモデルも展開されています。
中身もモデルによって、ケニッシ製の自動巻きムーブメント「キャリバー12.1」やクォーツムーブメントなどを搭載し、デザインだけでなく時計としての完成度も備えています。
ハイテクセラミックの耐久性により、中古市場でも美しい状態を保った個体が見つかりやすい点もメリットといえます。
スポーティーに着けこなしたい日もあれば、ドレスアップしたシーンで存在感を放ちたい日もあるはずです。マドモアゼルシリーズなら、シーンや気分に合わせて多彩な表情を楽しめます。
自動巻きキャリバー12.1を搭載するモデルから、クォーツムーブメントを採用したジュエリーライクなモデルまで、デザイン性と時計としての完成度を兼ね備えたコレクションです。
限定モデルが多くコレクション性が高い
希少性の高さも、マドモアゼルシリーズが熱く支持される理由のひとつです。
世界限定555本など、厳格な生産数制限が設けられたモデルが多く展開されています。「5」はシャネルにとって特別な数字であり、香水No.5などブランドの象徴とも結びついているとされています。
近年は、異なるテーマを持つ限定モデルやカプセルコレクションが展開されており、世界中のコレクターから熱い視線を集めているシリーズです。
正規店での入手が難しいモデルも多く、中古市場で高値を維持しやすい傾向が見られます。
初代となるH5241は、発売当時の価格を上回る価格で流通するケースもあり、希少性の高さが中古市場での評価につながっていることがうかがえます。希少モデルは中古市場でも流通数が限られており、状態の良い個体は早期に動く傾向です。
「出会った時が買い時」と言われることもあるシリーズですので、気になるモデルを見つけたら早めの検討がおすすめです。
シャネルのマドモアゼルの時計の定価はどれくらい?

シャネル マドモアゼルの時計の定価は、モデルや装飾の有無によって大きく異なります。
標準的な限定モデルは100万円台後半から200万円台が目安となり、装飾性の高いモデルではさらに高額になる傾向があります。
ここでは現行モデルと限定モデルの価格帯を整理してご紹介します。
マドモアゼル J12 BLUSHは200万円台後半が目安
2025年のJ12 BLUSHコレクションでは、通常モデルとして38mmのH10312が1,628,000円、33mmのH10311が1,562,000円で展開されています。
一方、マドモアゼルを文字盤に配した「マドモアゼル J12 BLUSH H10313」は、公式価格2,772,000円で販売されています。H10311・H10312は通常のJ12 BLUSHであり、マドモアゼルモデルではないため、マドモアゼルの現行モデルとしてはH10313を基準に考えるとよいでしょう。
マドモアゼル J12は限定モデルとして展開されることが多く、過去モデルでは発売当時の定価が100万円台から300万円前後まで幅広く設定されていました。現行モデルと過去の限定モデルでは価格帯が異なるため、検討時は型番ごとの定価や中古相場を確認することが大切です。
限定モデルはさらに高額になることも
特別な装飾や複雑機構を備えたモデルになると、200万円台後半から300万円超に達するケースもあります。
バゲットカットパターンのサファイアクリスタルベゼルや、ダイヤモンド、回転ディスクといった特別な装飾が、価格を押し上げる要素となっています。
2024年に発表された「マドモアゼル J12 クチュール H9761」は、発表時2,596,000円とされる情報もありますが、現在の参考価格としては2,772,000円で掲載されている例が見られます。
J12 アクテⅡ H6478は、発売当時の税込価格が2,893,000円、現在の中古販売店などでは定価3,058,000円と表記される例があります。
シャネルはマドモアゼルシリーズを単なるファッションウォッチではなく、オートオルロジュリーの領域に位置付けているとされています。
裁縫道具モチーフの回転盤を備えたH9761は、シャネルのクチュール精神を象徴する一本といえるでしょう。装飾性の高いモデルは、時計でありながらハイジュエリーに近い存在感を放ちます。
価格に見合う素材、機構、希少性を兼ね備えているからこそ、世界中のコレクターを惹きつけ続けている特別な存在です。
シャネルのマドモアゼルの時計の定価をモデル別に解説

シャネル マドモアゼルの時計には、それぞれ個性的なテーマと特徴を持ったモデルが揃っています。
ここからは代表的な5つのモデルについて、デザインの特徴やスペック、価格帯をモデル別に詳しく解説します。気になる一本を見つけるための参考としてご活用ください。
マドモアゼル J12 BLUSH H10313
定価:2,772,000円(税込)
メイクアップの華やかな世界観から着想を得たフェミニンな限定モデルが、こちらの一本です。
高耐性ブラックセラミックの38mmケースに、自動巻きムーブメント「キャリバー12.1」を搭載しています。メイクアップモチーフを描いた回転ディスクが5分ごとに1周し、文字盤に華やかな動きを与える仕掛けが施されています。
ブリリアントカットダイヤモンド1石(約0.16カラット)が控えめに輝き、上品なアクセントになっています。パワーリザーブは約70時間で、機械式時計としての実用性も十分です。
なお、関連モデルとしてH10311(33mm)、H10312(38mm)が展開されていますが、これらは通常のJ12 BLUSHであり、マドモアゼルを文字盤に配したモデルはH10313となります。
シャネルのバッグや財布と組み合わせることで、フェミニンな印象をより一層引き立てられる仕上がりです。ブラックセラミックのモダンな印象があるため、華やかさを持ちながらも日常使いに馴染みやすい点も魅力といえます。
新品・未使用品の二次流通掲載例では、238万円から249万円前後で販売されている例があります。
マドモアゼル J12 ラ パウザ H7609
定価(発売当時):1,452,000円(税込)
南フランスの別荘をテーマに、バカンスの軽やかさをまとった一本がこちらです。
ココ・シャネルが愛した南仏の別荘「ラ パウザ」をテーマに、2023年に発表されたモデルです。ブラックセラミックの38mmケースに、ボーダー柄のトップスとセーラーパンツ姿のマドモアゼルが描かれた愛らしい文字盤が特徴です。
ムーブメントには高性能なキャリバー12.1を搭載しており、約70時間のパワーリザーブを誇る完成度の高い一本に仕上がっています。
中古・二次流通相場は70万円台後半から160万円台が中心で、海外マーケットを含めると190万円台の掲載例も見られます。状態や付属品、販売店によって価格に幅が出てきます。
カジュアルな装いにも合わせやすいブラックセラミックは、デイリーユースに頼れる選択肢です。バカンスを思わせる軽やかなデザインながら、機械式時計としての性能を本格的に備えている点が、こちらのラ パウザの大きな魅力といえます。
中古価格は状態、付属品、流通量により変動するため、最新の情報をチェックしながら検討することがおすすめです。
マドモアゼル J12 アクテⅡ H6478
定価(発売当時):2,893,000円(税込)
世界限定555本という圧倒的な希少性を誇るコレクター垂涎のモデルで、販売店によっては定価3,058,000円と表記される例があります。
2021年に発売されたアクテⅡは、リューズに立体的なマドモアゼル・シャネルのチャームを備えた個性的なデザインが特徴です。33mmケースに高精度クォーツムーブメントを搭載し、ジュエリーウォッチとしての側面を強く打ち出した一本となっています。
ベゼルにはバゲットカットパターンを施したサファイア、インデックスにはバゲットカットダイヤモンドが配置され、ジュエリーのような輝きを放ちます。
手元の動きに合わせて立体チャームが揺れ、ブレスレット感覚で楽しめる遊び心ある仕掛けも魅力のひとつです。
ジュエリーのような華やかさと、J12らしいスポーティーさが融合した稀有な一本に仕上がっています。中古・二次流通相場は150万円前後から280万円台の掲載例が確認できます。
フォーマルシーンや華やかな装いにも美しく映え、特別な日の腕元を彩るパートナーとして活躍します。世界限定555本という流通数の少なさから、市場で見かける機会自体が限られているモデルです。
気になる個体を見つけたら、最新在庫の確認とともに早めの検討をおすすめします。
マドモアゼル J12 クチュール H9761
定価(発売当時):2,596,000円(税込)
オートクチュールの精神を腕元に宿した、コレクション性の高い一本です。
2024年に発表された「シャネル クチュール オクロック ウォッチ カプセル コレクション」を代表する一本です。カンボン通りのアトリエや裁縫道具をモチーフにしたデザインが、シャネルのクチュール文化を雄弁に物語ります。
トルソーや安全ピン、ボタン、メジャーなど、クチュールにまつわるモチーフを描いたディスクが5分間で1回転する独創的な仕掛けが施されています。
高耐性ブラックセラミックとステンレススティール マットブラックコーティングを組み合わせた38mmケースに、バゲットカットパターンのサファイアクリスタルベゼルを備えています。
ムーブメントにはキャリバー12.1を搭載し、約70時間のパワーリザーブを実現しています。中古・二次流通相場は140万円台後半から200万円台前半の掲載例が確認できます。
時計の精密技術とオートクチュールの世界観を融合させた、コレクション性の高い一本です。マットブラックの落ち着いた佇まいは、モードなファッションとの相性も抜群です。高額モデルだからこそ、真贋チェック体制のある専門店での購入が安心につながります。
マドモアゼル J12 初代 H5241
定価(発売当時):861,300円(税込)
シリーズの原点となった、伝説的な初代モデルがこちらです。2017年に登場した初代マドモアゼル J12のホワイトモデルがH5241です。
同時にブラックモデルH5242も展開され、いずれも世界限定555本で発売されました。マドモアゼルの両腕が時針・分針となるデザインの起源となった一本でもあります。
ホワイトセラミックの38mmケースに自動巻きムーブメントを搭載し、約42時間のパワーリザーブと200m防水を備えた本格的な仕様です。
販売店によっては定価877,250円と表記される例があります。中古・二次流通相場は100万円前後から140万円台が中心ですが、国内販売店では160万円前後以上の掲載・過去販売例もあるため、状態や付属品によって幅が出てきます。
今日のマドモアゼルシリーズの人気とプレミア化の火付け役となった、まさに伝説的な存在といえます。
コレクター向けの一本として根強い支持を集め、市場に出回ることが少ないため、見つけたときが検討のタイミングです。希少性の高さを実感できるモデルとして、コレクターはもちろん、初めてマドモアゼルを手にする方にも特別な意味を持つ一本です。
シャネルのマドモアゼルの時計の中古相場は?

希少性の高い限定モデルが多いマドモアゼルシリーズは、中古市場でも独特の動きを見せています。
中古・二次流通価格はモデルや状態により大きく異なりますが、概ね70万円台後半から280万円台前後の掲載例があります。新品・未使用品や希少個体では、さらに高値で掲載される場合もあります。
初代H5241のように、発売当時の価格を上回る価格で販売されるモデルもあり、希少性の高さが中古市場での評価に表れています。
各モデルの相場の目安は、初代H5241が約100万円前後から140万円台中心、ラ パウザH7609が約70万円台後半から160万円台中心、アクテⅡH6478が約150万円前後から280万円台、クチュールH9761が約140万円台後半から200万円台前半となっています。
マドモアゼル J12 BLUSH H10313については、新品・未使用品の二次流通掲載例として238万円から249万円前後で取引されています。
高耐性セラミックは傷がつきにくい素材として知られています。ただし中古品では、ケースやブレスレット、ベゼル、バックルの状態に個体差があるため、購入前のコンディション確認が重要です。
シャネルのマドモアゼルの時計を購入するなら中古もおすすめ!

定価が高騰し、正規店での入手も難しい現状を踏まえると、中古での購入は非常に現実的な選択肢といえます。
世界限定555本といった希少モデルは、新品の流通自体が極めて限られています。中古市場ならば、すでに完売した過去のコレクションや、現在では正規店で見かけることの少ないモデルとも出合えるチャンスが広がります。
人気の限定モデルには精巧な偽物が出回るリスクもあるため、真贋鑑定がしっかりと行われている専門店での購入が何より重要です。
ハイテクセラミック素材は経年劣化に強く、中古品でも美しい状態を保った個体に出合える可能性が高いという特徴があります。
オンラインで状態を確認し、気になる個体を見つけたら、実店舗で実物のセラミックの艶やマドモアゼルのギミックを確認してから購入する流れも安心です。
「中古=妥協」ではなく、「希少なモデルを安全に賢く選ぶ手段」として捉えることで、選択肢は大きく広がります。状態ランクや付属品の有無、保証内容などをしっかり確認しながら、信頼できる専門店で一本を探してみてはいかがでしょうか。
フリマアプリやオークションサイトでは、偽物やコピー品が混在しているリスクがあるため、特に高額なマドモアゼルシリーズの購入は避けることをおすすめします。
シャネルのマドモアゼルの時計の定価についてまとめ
まとめ
- シャネルのマドモアゼルの時計は、ココ・シャネルをモチーフにした希少性の高いコレクション
- 代表モデルの定価・参考価格は約86万円から約306万円が目安で、限定モデルはさらに高額になることも
- 世界限定555本など希少性が高く、中古市場では発売当時の価格を上回る例もある
- 中古・二次流通価格は概ね70万円台後半から280万円台前後で推移している
シャネルのJ12 マドモアゼルは、ココ・シャネルの精神とスイス時計製造技術、そしてハイテクセラミック素材が融合した唯一無二の時計コレクションです。
代表モデルの定価・参考価格は約86万円から約306万円が目安となっており、限定モデルや装飾性の高いモデルではさらに高額になるケースもあります。
世界限定555本といった希少性の高いモデルが多く、中古市場でも高い評価を維持している点も特筆すべき魅力です。初代H5241が発売当時の価格を上回る価格で取引されている事実は、シリーズの価値を象徴しています。
定価だけでなく、中古相場やモデルごとの特徴を比較して選ぶことが、満足度の高い一本との出合いにつながります。
価格改定の波が続く現在、希少な限定モデルとの一期一会の出合いを大切にしたいところです。中古市場で状態の良い個体を探すことは、賢く憧れの一本を手にするための有力な選択肢となります。
ギャラリーレアでは、シャネルをはじめとする高級ブランド品を多数取り揃えており、専門スタッフによる厳格な真贋チェックを実施しています。総取扱点数8,000点以上の豊富な在庫から、状態の良いマドモアゼルシリーズに出合える可能性も広がります。
シャネルのマドモアゼルの時計をお探しの方は、ぜひギャラリーレアのECサイトをご覧ください。憧れの一本との素敵な出合いをお手伝いいたします。






