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フェンディ(FENDI)

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フェンディ(FENDI)について

「FENDIといえばファー」そんなイメージのあるブランドですが、現在ではファーを始めバッグやアパレル、宝飾品や小物など幅広いアイテムを手掛けています。

そんなフェンディは、1925年にエドアルド・フェンディとアデーレ・フェンディの夫妻がイタリアのローマで革製品と毛皮を取り扱うお店をオープンしたことから始まりました。

その頃ハリウッドで流行し始めていた毛皮のマフラーから着想を得て、創業当時から毛皮のコートを製作。イタリア人女性のステータスとしてフェンディの毛皮が浸透していきます。

1965年にはカール・ラガーフェルドを主任デザイナーとして抜擢し、フェンディはラグジュアリーブランドのトップへと昇り詰めていきました。

今では「ズッカ柄」と呼ばれフェンディの顔ともいえるFFロゴも、カール・ラガーフェルドによってこの頃に生み出されたものです。

1997年には、フェンディのアイコンバッグであるバゲットが登場。

バゲットは、当時まだ珍しかった肩にかけられる短いショルダーストラップと軽く柔らかい素材、小さめのフォルムが特徴のハンドバッグです。名前の由来となったバゲット(フランスパン)を小脇に抱えているようなデザインは大変画期的なものでした。

女性のファッションに影響を与え、人気を博したドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の中でバゲットが使用されたこともあり、その爆発的人気は一大ブームを巻き起こしたほどです。

その後も、バッグの開閉により異なる豊かな表情を見せるピーカブーや、ボストンバッグをモチーフにしたバイザウェイ、ひと際異彩を放っているバッグバグズのモンスターシリーズなど、人気の高いシリーズを次々に発表。

伝統と確かな品質を誇るフェンディは、近年、エレガントだけでなくカジュアルな雰囲気も取り入れており、その変化は今の時代のニーズにうまくマッチしています。

一度下火になったズッカ柄も近年のビンテージブームにより見事復活を遂げ、若者を中心に人気が再燃。

エレガントからカジュアルまで、さまざまな雰囲気のアイテムを展開することで幅広い年齢層から支持されるブランドとなりました。

伝統と確かな品質を守りつつ、その時代にあった革新的なアイテムを生み出し続けているフェンディは長きにわたり人々を魅了し続けています。

フェンディ(FENDI)についての解説記事はこちら

フェンディ(FENDI)についてのレビュー