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ディオール(DIOR)

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ディオール(DIOR)について

『ディオール(DIOR)』とは、1946年にフランスでクリスチャン・ディオールが立ち上げたブランドです。

ブランド立ち上げにあたり、クリスチャン・ディオールはフランスの実業家マルセル・ブサックに才能を見いだされ多額の資金援助を受けました。

クリスチャン・ディオールは当時41歳で、移り変わりの激しいファッション界では若いとはいえないうえ、世界的にもほぼ無名のデザイナーです。

そうしたなかでのブサックの投資は非常に異例なことで、ディオールの存在は世間からも大きな注目を集めていました。

ディオールは1947年の春夏シーズンでパリコレデビューを飾り、数多くの革新的なアイテムを披露します。

そこでディオールは、女性のなだらかな肩を強調したドレスやふんわりと広がったフレアスカートなど、優美な印象の「花冠ライン」を発表。

シルクやウールなど贅沢な素材をたっぷり使った美しいスタイルは「ニュールック」と呼ばれ、ファッション界に新しいトレンドをもたらしました。

その後もディオールは「コロールライン」「バーティカルライン」「Aライン」など新しいスタイルを次々と生み出し、1950年代のファッション業界を牽引します。

ところが1957年、創業者であるクリスチャン・ディオールが心臓麻痺により52歳で急逝。

創業からわずか10年余りでの彼の死に、世界中が大きな衝撃を受けました。

そして、クリスチャン・ディオールの一番弟子であったイヴ・サンローランが21歳という若さで主任デザイナーに就任します。

イヴ・サンローランは、裾がやや広がった台形のドレス「トラペーズ」を1958年に発表。

高い評価を得ますが、1960年には徴兵によりディオールを離れなければなりませんでした。

その後もディオールは、親会社の倒産やデザイナーの逮捕など大きなピンチを何度も迎えます。

その度に、才能あふれるデザイナーや優れた経営者により危機を乗り越え、ブランドとしての躍進を続けてきました。

さまざまな変革を続けてきたディオールですが、創業当時から常に「エレガント」を追求しているのが特徴です。

1995年にはディオールの象徴となるバッグ「レディ・ディオール」を発表。

故ダイアナ妃も愛用していたことで知られており、現在でもたくさんの女性たちから愛され続けています。

そして、一度は廃盤になったものの2018年の秋冬コレクションで復刻し、爆発的なヒットを記録した「サドルバッグ」。

コンパクトで持ち運びやすいうえ荷物の出し入れもしやすく、カラーバリエーションも豊富なのが魅力です。

ひと目でサドルバッグだとわかる独特の形状や、アクセントの「D」のロゴプレートも程よいアクセントを添えています。

美しいファッションを追求するクリスチャン・ディオールの思いはデザイナーたちに受け継がれ、ディオールは幅広い世代から愛されるようになりました。

身に着けるだけで日常生活に彩りを添え、華やかな印象を与えるアイテムが欲しい方に、ディオールはぴったりのブランドです。

ディオール(DIOR)についての解説記事はこちら

ディオール(DIOR)についてのレビュー